ヘルプ協会

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社会福祉法人ヘルプ協会の事業報告・決算・現況報告をおしらせします

2021年度 社会福祉法人ヘルプ協会 事業報告

 

1、法人理念に基づいたケアの質の向上

法人理念と理念に基づく基本方針、繰り返し各事業所で議論を行い、定着が進むと共に日常の業務に生かされるようになってきています。全職員会議は、ZOOMを活用して職員の声が法人運営に反映できるようにすることを目標していましたが、社会保険をめぐる課題解決が中心の開催になりました。ZOOMを使用しての職員会議は、法人運営に全職員が参加するための形態を発展させるために一層の工夫が求められています。

 

2、グループホームの~さいどの開設を成功させて運営と経営の安定を図る

グループホームの~さいどの開設は、2016年8月の特別養護老人ホームぐろ~りあ開設以来の新規事業でした。グループホームの~さいどは、4月1日に1号棟と2号棟を開所し、6月には3号棟を開所しました。3号棟までの入居は比較的順調で、7月には初めて黒字を計上することが出来ました。4号棟は、今年の4月に開所し、現在4つの棟を合わせて、15名の方がお住まいです。

 

3、全事業の経営改善を図ることで引き続き職員の処遇改善を行う

2021 年度の事業活動収入は、の~さいどの新たな取り組みが始まったこともあり、法人開設以来の高い水準で推移しました。最終的な事業活動収入は初めて 7億台になりました。
特別養護老人ホームとショートステイは空き室の丁寧な活用で今までにない収支になりました。
デイサービス部門は、コロナウイルスの影響をもっとも受け、ぶる~むデイサービスとタカさん家は短い期間でしたが、事業の停止も行い経営的にも打撃になりました。
訪問介護においても、コロナウイルスの影響を大きく受けました。ご利用者もホームヘルパーにおいても感染と隣り合わせの日々となりました。
居宅介護支援事業所は、東野ケアプランセンターと統合しました。
のっくおんは、緑化事業を増やすなどして安定した運営をおこないましたが、豆腐事業は、ボイラーの故障もあり閉鎖に踏み切りました。東野サービス付き高齢者向け住宅は、年間通じて赤字になりました。

 

4、新型コロナウイルス肺炎の取り組み

2019 年に発生した新型コロナウイルスは、感染情報がありますが現在少しづつ落ち着いてきています。
ヘルプ協会ではこれまでも感染対策の徹底でクラスターなどの深刻な事態に至るとはなく、事業は比較的安定して運営することが出来ました。
法人の職員のくらしを守る取り組みではコロナウイルス関連において法人が休業を指示した職員には給与補償も行い、法人共通の方針に基づいて徹底した感染対策を続けました。

 

5、教育・研修

コロナウイルスの広がりの影響でZOOMは遠隔会議のみならずオンラインやオンデマインドによる研修や営業などにも活用されるようになりました。
2021 年度は、法人研修も2回しか開催できず、初任者研修も今年度に延期になってしまいました。

 

6、中・長期計画策定委員会

中長期計画策定委員会において、具体化できたのは、サービス包括型共同生活援助のグループホームの~さいどです。
高齢者在宅サービス事業では、小規模多機能型居宅介護の新しい計画を具体化するために土地を確保しましたが、実現できず、将来的な課題として先送りしました。

 

7、北園地区・三法人をはじめとする地域連携の取り組み

北園地域を中心とする地域の連携の取り組みは、北園自治会の理事会への出席や地域清掃への参加、防災訓練に地域からご参加いただくなど変わりない連携は行われていたものの、コロナウイルスの広がりで 2 年間にわたりほぼ全ての行事が中止になりました。
三法人連携事業は初任者研修が中止になるなど、研修事業も多く開催できませんでしたが、三法人運営責任者会議とはべつに新たに三法人理事長会が開催されて幹部研修会への具体化がすすめられています。

 

8、各事業所の報告

・特別養護老人ホームぐろ~りあでは、介護報酬の大きな制度改定があり、加算関係の見直し科学的介護推進のために環境を整えました。
職員の定着により安定した人員体制とケアの向上の取り組みを進めることができましたが、医務体制の強化が課題として残りました。
・ぐろ~りあショートステイでは、要介護3~5の方が 8 割を占める利用状況もあり、多くのヒヤリハットが出されました。安全に過ごして頂く環境づくりと認知症の方に対するケアの質の向上を図りま
した。
・ぐろ~りあデイサービスでは、2021年度の大きな方針の1つである個別機能訓練の充実に力を入れて、利用者様の自立生活を目標に個別に取り組み、スタッフは見守りと声掛けを中心に援助を行いました。
・ぶる~むデイサービスは、利用者の尊厳と人権を守ること、環境整備、サービス質向上に向けての実践的な個々のケアを日々のミーティングや研修、会議で学ぶ場を持ち、チーム力強化に取り組みまし
た。

・デイホームタカさん家では、個別アクティビティに力を入れて、利用者様が積極的に役割に参加できるような声掛けを行い、自発的に取り組んで頂けるようにしました。
・ぐろ~りあ訪問事業所では、利用者様に質の高いサービス提供を行うための研修計画を立てましたが、身体介護の研修は書面のみになりました。職員研修はZOOMを活用しておこないました。
コロナ禍でストレスがたまりましたが、明るく協力して乗り切りました。
・ぶる~む訪問事業所では、居宅介護支援事業所や地域包括支援センター、他事業所と連携を図り、困難なケースや急な依頼にも対応し、新規利用者様の獲得につながりました。ヘルパー同士の声掛けや情報の共有を心掛けました。
・ぐろ~りあ東野訪問事業所では、営業活動も行いましたが、東野サ高住以外の新規利用者様を大きく伸ばすことができず、今後の課題となりました。常に職員が意見を出し合える環境に努め働きやすい職場づくりをめざしました。�
・ぐろ~りあ居宅介護支援事業所では、10月に東野ケアプランセター統合して経営基盤の安定を図りました。また、出来る限り地域の方の依頼を受けることを中心に件数の維持に努めました。
・緑丘・瑞穂地域包括支援センターでは、コロナ禍においても他機関との連携に努め、「総合的な支援を行う」をモットーに活動してきましたが、高齢者の介護予防に関する支援や地域の支援ネットワークづくりについては後退している状況です。
・ 就労継続支援 B 型事業所のっくおんでは、利用者様が各作業を通して日常生活に必要な知識、社会生活に対応できる訓練をおこないましたが、コロナ禍で通所出来ない利用者様が増えるなど課題の多い1年間となりました。
・グループホームの~さいどでは、2021年4月定員8名から事業が開始し、7月には定員12名にこぎつけることができました。地域の自治会にも加入いて、地域清掃などにも利用者様とともに参加しました。
・ぐろ~りあ相談支援事業所では、のっくおんに移転してから 1年がたち、いまは、円滑な業務が出来るほどの協力体制が出来ています。
・ぐろ~りあ東野サービス付き高齢者向け住宅では、SNSなどを活用した営業活動で入居者獲得をめざしましたが、コロナウイルス感染予防の対応に追われる1年になりました。コロナ禍の中で家族様との情報共有にはメールなどを活用して以前より連携が取れやすくなりました。
サ高住の運営は引き続き非常に厳しい状態です。2022 年度においては、今後の運営について検討を重ねていきます。
・ヘルプ協会厨房では、コロナウイルス対策として献立作成の工夫や在庫管理、日々の業務分担の見直しを行いました。また、の~さいども含む、法人全体の食事管理がスタートしました。

 
 

現況報告書

 

1 事業報告

PDF 1-2021年度事業報告特別養護老人ホーム
PDF 2-2021年度事業報告ショートステイ
PDF 3-2021年度事業報告ぐろ〜りあデイサービス
PDF 4-2021年度事業報告ぶる〜むデイサービス
PDF 5-2021年度事業報告デイホームタカさん家
PDF 6-2021年度事業報告ぐろ〜りあ訪問介護
PDF 7-2021年度事業報告ぶる〜む訪問介護
PDF 8-2021年度事業報告東野訪問介護
PDF 9-2021年度事業報告居宅介護支援事業所
PDF 10-2021年度事業報告 地域包括支援センター
PDF 11-2021年度事業報告厨房
PDF 12-2021年度事業報告のっくおん
PDF 13-2021年度事業報告の〜さいど
PDF 14-2021年度事業報告ぐろ〜りあ相談支援事業所
PDF 15-2021年度事業報告東野サ高住
PDF 16-2021年度事業報告事務センター

2 財務諸表

PDF 貸借対照表
PDF 資金収支計算書
PDF 事業活動計算書

3 定款

PDF 定款

4 役員及び評議員の名簿

PDF 役員及び評議員の名簿

5 役員・評議員の報酬等の基準

PDF 役員・評議員の報酬等の基準

6 現況報告書

PDF 現況報告書

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