ヘルプ協会

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社会福祉法人ヘルプ協会の事業報告・決算・現況報告をおしらせします

2019年度の法人事業報告

2019年度 社会福祉法人ヘルプ協会事業報告

新型コロナウイルス肺炎が世界中に蔓延し、我が国においてもかつてない深刻な事態が広がっています。 伊丹市内においては老人保健施設内のデイケア施設での集団感染によって3月末までに市内居住者で 18人の方が発症されています。ヘルプ協会においては、職員と家族等の身近な方に発症された方はいないものの3月末までに感染を警戒されて利用の中止をされた方が法人全体で51人、延べ利用予定日では242日と居宅介護支援事業所利用者の10人がおられます。また、職員においては8人の職員が3次感染、4感染による感染を避けるために休業しました。法人は新型コロナウイルス肺炎に関連して休業する職員については法人としての休業補償をすることにしました。今後、この新型コロナウイルス肺炎がいつまで続くのか、収束の兆しが見えない中で厳重な 感染予防の対策を続けながらかつてない重苦しい日々が続いています。
介護保険は始まって20年がたちました。「介護の社会化」を掲げた制度の20年の歴史は、給付の削減と利用者の負担増でもありました。次の介護保険の改定では、要支援1.2の人の総合事業への移行、ケアプラン作成に利用者負担の導入、特養の多床室の室料負担の値上げなどが検討されています。

 

1、全事業でいっそうの経営改善を図り、安定した経営と職員の処遇改善を目指す

事業活動収入は予算と比較して1622万円の不足になりましたが、前年度よりも1709万円の増収になりました。1か月に5000万円を超える収入のあった月が9か月になり、1年間を通してでは黒字決算をすることが出来ました。
職員の処遇改善は春に定期昇給を行い、10月には介護職員等特定処遇改善加算で新たに賃金改善を行いました。また、賞与については冬に0.5か月分を増やして1.5か月に、年間を通して2.5 か月分を支給し給与ともに職員の処遇改善を行うことが出来ました。
登録ヘルパーを含めた職員総数は年度末で昨年度と比較して13名増えて180名になっています。

 

(1)訪問介護

登録ヘルパーを増やす取り組みと働き方の改善、賃金改善。
ヘルパーを増やす取り組みでは、常勤のサービス提供責任者1名と登録ヘルパー6名を迎えることができました。賃金改善では登録ヘルパーの単価も改定しました。
コンプライアンスと働き方を改善する取り組みを進める中では同時に収支の改善を図るためにぐろ~りあ訪問とぶる~む訪問、東野訪問の3事業所の規模の均等化を進めることを目標にして、ぐろ~りあのケースをぶる~む訪問と東野訪問に依頼する取り組みも行いました。その結果、3事業所合計の収入は1億6945万円で前年よりも369万円の減少に押しとどめることができました。

 

 ぐろ~りあ訪問 介護

・今年度は最も取り組んだのはコンプライアンス強化の取り組みです。経営統括部長を中心に必要な書類等の整理がかつてなく進みました。また働き方の改善に取り組み、休暇の取得も進みました。
・収支の改善については、コンプライアンスの取り組みと働き方の改善に取り組んだことによって、収入は昨年度と比較して1293万円の減少、経常増減差額も1000万円減少しました。

 

 ぶる~む訪問介護

・常勤のサービス提供責任者を新たに採用して収入増を図りました。収入は昨年度と比較して300万円の増、収支はほぼ前年と同じ額を維持しました。

 

 東野訪問介護

・サービス提供責任者2名体制を確立し、年末には1名の常勤ヘルパーを増員して収入増を図りました。また、サービスの範囲を東野サービス付き高齢者向け住宅内中心から地域にも展開しました。結果、収入は前年比で610万円増えて、収支も242万円の黒字になりました。

 

(2)通所介護

 3事業所それぞれの特長を活かした取り組みで収入増と収支の改善を図る。
 通所介護3事業所を合わせた収入の合計は、1億4200万になり前年度よりも840万円多くなりました。収支も改善し、3事業所の合計では2338万円の黒字になりました。

 

 ぐろ~りあデイサービス

・利用者主体のサービス、利用者と共に作り上げるデイサービスを目標に機能訓練を取り組みの中心に据えてサービスの改善を図り、利用者増にもつなげました。
 収入は前年よりも760万円の増になり、収支においては2338万円の黒字で、昨年度よりも280万円のプラスになりました。
 職員については慢性的な人手不足が続いています。またその上に3月からは新型コロナウイルス肺炎の影響で学校が長期の休みになり、職員の休業が人手不足に追い打ちをかけています。

 

 ぶる~むデイサービス

・“オンリーワンな希望を大切にする”をキャッチフレーズに個別ケアを重視して取り組みました。定数が18人になって徐々に利用者が増えています。
10月からはぐろ~りあデイサービスとタカさん家も参加してぶる~む検討会議を開催し、ハード面を含めた環境整備、サービス内容、宣伝などについて議論し、改善を検討しました。
・収入は職員体制が不安定なこともあり、前年度よりも163万円の減収になっています。

 

 デイホームタカさん家

・定数10人のアットホームな雰囲気を活かした運営に努めました。収入はほぼ予算に近い2505万円になっています。収支についても昨年度実績を大幅に改善して経常増減差額は502万円になりました。年末から職員体制が1名欠員のまま年度末まで推移したこともあり年度後半に利用者が減少しています。

 

(3)特別養護老人ホーム

・6月にホーム長が交代し、新たな体制で臨みました。職員体制は退職、怪我による休職もあり、新人育成を行いつつ派遣職員で人員体制を整える厳しい1年になりました。
第3者評価事業は2020年度に受審することになりました。収入の到達率は97%ですが、派遣職員費が膨らみ経営を圧迫しました。
・ショートステイは特養の空きベッドを有効に活用し、収入は予算を超えています。
特養とショートステイを合わせた収入の合計は予算の99%に到達しましたが、収支は人件費が増えていることに伴って悪化しました。

 

(4)居宅介護支援事業所

・ぐろ~りあ居宅介護支援事業は9月末に1名採用し、7名体制になりました。東野居宅介護支援事業所についてはぐろ~りあ居宅との合流も検討してきましたが、東野のサービス全体を支える居宅としての役割を重視して合流はしないで単独で運営していくことにしました。

 

 ぐろ~りあ居宅介護支援事業所

・収入は予算に対しては未達になったものの安定した収支になりました。
7名体制になったことによる利用者数は年度末では微増で来年度以降の取り組みが期待されます。

 

 東野居宅介護支援事業所

・東野に単独の居宅として残すことになりましたが、経営面からは特定事業所加算が取得できないために赤字体質です。今後も経営上の推移での判断も行います。

 

(5)のっくおん

・在籍者数が年度初めの13名から年度末には17名になり、収入は前年よりも620万円余り増えました。まめばたけの豆腐事業については事業継続の判断を次年度の秋に延期しました。機器の老朽化の課題もあり、結論を急がなければなりません。
・職員への誹謗中傷に対しての刑事告訴はその後の進展はありません 。継続的な課題になっています。

 

(6)ホーム友紀

・利用者1名が他のグループホームに入居したために利用者は3名になりました。
・5月、伊丹市住宅政策課より北本町2丁目の宮ノ下市営住宅をホーム友紀に活用しないかとの提案がありました。ホーム友紀を外部サービス利用型からサービス包括型共同生活援助への転換をめざす好機として理事会、評議員会の議決も得て進めました。
年明けには神戸やまぶき財団の助成金800万円も決定されましたが、伊丹市と土地所有者の交渉が難航しています。
2020年6月末には結論が明らかになる予定です。

 

(7)相談支援事業所

・前年よりもモニタリング数が増えたこともあり収入増につながりました。予算に対しても約50万円の収入増です。新規依頼が常にありますが、受けきれないのが実際です。
・法人の障がい部会は中長期計画策定委員会の部会が数回開かれたのみで課題を残しました。

 

(8)ぐろ~りあ東野サービス 付き高齢者向け住宅

・1年間を通しての入居率は98.5%でかつてなく高い入居率を維持しました。10月から入居される方については、状況把握費・生活相談費を20000円から25000円に値上げしました。収入は予算よりも約300万円増えましたが、収支は 174万円の赤字になりました。地代・家賃の値下げの交渉は急がれますが、交渉が頓挫しています。
・中長期計画策定委員会ではサービス付き高齢者向け住宅の次の発展計画の議論を行っていますが、具体的な計画作成には至っていません。

 

(9)緑丘瑞穂地域包括支援センター

・社会福祉士が年度途中で交代しました。高齢者の何でも相談所としての地域での認知も広がり、委託事業が安定的に遂行されるようになってきました。集い場づくり等の地域支援の面では今年度も不十分さを残しています。
3月以降はコロナウイルス肺炎の影響で北村センターなどの地域の開館がすべて閉鎖になったために介護予防活動などの取り組みを始めとして事業の多くが停止の状態になっています。

 

2、法人中・長期計画を策定する

今後の法人の発展を目指す中長期計画策定委員会が理事、監事を含む体制で発足し、“協働労働の協同組合の働き方を生かす”取り組みについてと4つの小委員会で検討を行いました。協同労働の具現化では、当面、予算・決算、事業方針・事業総括、新規事業等の重要事項の決定過程にあっては「全職員会議」での確認を得ることとし、そのうえで理事会及び評議員会の議決を得ることにしました。
また、全職員が集う場としては、現在の全職員研修会のほかに、新たにこの「全職員会議」と各事業所のすぐれた取り組みを交流しあう「ヘルプ協会職員研究交流集会」を開催することにしました。

 

 (1)高齢者在宅サービス事業の新しい計画策定と人材確保の小委員会

新しい新規事業の計画策定では、小規模多機能型居宅介護の建設計画を具体化することが今後のテーマになりました。場所は伊丹市住宅政策課から提案のあった 宮ノ下市営住宅の東側を活用しての建設を提案し、検討してきましたが、土地の取得が難航しそうになったために、北伊丹1丁目99番で新たに計画を進めることになりました。 人材確保についてはひきつづき取り組みを強化しなければなりません。

 

 (2)ぐろ~りあの長期修繕計画およびぐろ~りあデイサービス改修計画小委員会

長期修繕計画策定の前にぐろ~りあデイサービスの入浴設備が故障するなど、長期修繕計画策定は大変急がれる課題になっています。具体的には来年度の取り組みになりました。

 

 (3)障がい者事業、共同生活援助の計画策定小委員会

サービス包括型共同生活援助は伊丹市の提案する北本町2丁目、宮ノ下市営住宅の西側部分を改修して8人が住むことのできる施設の案を中心に計画を進めることにしました。神戸やまぶき財団の改修費用助成金を申請( 800 万円)して決定しましたが、伊丹市と土地所有者との交渉続いています。

 

 (4)ぐろ~りあ東野サービス付き高齢者向け住宅の新たな発展計画小委員会

この小委員会では特定施設入居者生活介護への移行の可能性などを検討していますが、具体的な計画作 成には至っていません。次年度の課題です。

 

3、コンプライアンスの取組みの強化で、法人の価値を向上させる

・法人本部の取り組みでは、上半期を中心に全事業所の内部監査を行い、後半では2020年度予算のヒヤリングを行って事業の取り組みを確認しました。今年度最もコンプライアンスが進んだ事業所はぐろ~りあ訪問介護です。ぐろ~りあ訪問介護では経営統括部長を中心に取り組みを強化しました。コンプライアンスの強化は法人の価値を向上させることにもつながりますので、引き続き重要課題です。

 

4、職員の処遇改善を目指す就業規則の改正

就業規則等の改正では、次の改正を行いました
(1)64歳までは常勤職員としての採用を行い、定期昇給も行うように改正しました。
(2)常勤職員(管理職及び週40時間勤務が義務付けられている職種を除く)については、条件を満たせば週4日労働を認めることとし、その場合の給与等は45としました。
(3)常勤職員(管理職を除く)が65歳に達した時には、希望し認める者については70歳までの間、常用パート職員としてそれまでの給与を考慮して雇用することに改正しました。
(4)70歳を越えて働く希望と能力のあるものについては、パート職員として継続雇用を行うことにしました。時間給についてはそれまでの給与を考慮し、新たな基準を作ることにしました
(5)中卒給与から短大卒給与までの間差を1号俸縮める措置を行い、昇給率を改善しました。
(6)賞与については、これまでの年間2か月から2.5か月に改善して支給しました。

 

5、ICTを活用した業務の合理化(ペーパーレス化や業務プロセスの見直し)を図る。
ひきつづきノーリフトのケアの取り組みを広げる

・ICTを活用した業務の合理化や業務プロセスの顕著な改善を図ることはできませんでした。
・また、ノーリフトケアの取り組みを広げることも不十分でした。そのような中、特別養護老人ホームでは新人職員2人が腰痛になり、あらためてノーリフトケア委員会を開催することにしました。

 

6、教育・研修

・法人研修については以下のテーマで開催しました。3月に予定していた「精神疾患を抱える方への対応について」はコロナウイルス肺炎の広がりのために中止しました。
 5月前向きな対人援助方法
 7月快適な車いす
 9月医療的ケアについて (看取りケアについて
 11月コンプライアンス
 1月認知症
・21 老福連全国職員研究交流集会は金沢で開催され 4 名の職員が参加しました。
・各事業所は年間計画にもとづいて研修を行いました。

 

7、三法人及び地域との連携の取り組み

 (1)三法人連携事業

・三法人合同防災訓練は1月17日に開催しました。ぐろ~りあでは北園自治会にも参加していただいて炊き出し訓練も行いました。
・三法人連携事業での内部監査は特別養護老人ホーム・ショートステイとぐろ~りあ訪問介護、ぶる~む訪問介護が受け、大変重要な指摘やアドバイスをいただいて必要
な改善を行いました。
・三法人事業連携での新たな取り組みでは、要介護者のための外出支援ボランティア講座に取り組み 18 名が参加しました。
・初任者研修は9月20日に開講し、27名の方が参加し、修了しました。
・初めて取り組んだ三法人連携によるコミュニティカフェはホットドッグなどの販売を行い、好評でした。
・教育研修は、管理職研修、特養・ショート研修などに取り組みました。

 (2)北園、北村地区を始めとする地域連携

・地域の取り組みでは、みどりわくわくカーニバル、北園ハロウィン、もちつき大会、北園自治会清掃活動、自治会親睦旅行、緑丘小学校区まちあるきなどに参加しました。
・ぐろ~りあ祭りには北園自治会からの出店もあり地域との連携の取り組みがいっそう広がりました。

 

現況報告書

 

2 財務諸表

PDF 貸借対照表
PDF 資金収支計算書
PDF 事業活動計算書

3 定款

PDF 定款

4 役員及び評議員の名簿

PDF 役員及び評議員の名簿

5 役員・評議員の報酬等の基準

PDF 役員・評議員の報酬等の基準

6 現況報告書

PDF 現況報告書

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