社会福祉法人ヘルプ協会の事業報告・決算・現況報告をおしらせします
2025年度 社会福祉法人ヘルプ協会 事業報告
今年度は、「全職員による経営の見直しを行う」「利用者、入居者に対して心のこもったより良いケアの実践を全職員ですすめよう」を方針に事業運営しました。日々のミーティングや毎月の会議の中で、自分たちの収支について報告・分析しあい、目標を定めて取り組みを進めました。また、入居者、利用者の自立支援を支えるケアについて、各事業所で話し合いしながら実践しました。
毎年実施している利用者満足度アンケート調査も、グラフ化し、ホームページに掲載しています。3月の実践発表会では、この1年間取り組んだ「質を高めるケア」について発表しあいました。
【2025年度の事業取り組み及び振り返り】
2025年度の法人全体の報告について、1.ぐろ~りあ東野サービス付き高齢者向け住宅ついて、2.経営について、3.教育・研修・人材確保についてと、3つの内容に分けて報告します
1. ぐろ~りあ東野サービス付き高齢者向け住宅ついて
ぐろ~りあ東野サービス付き高齢者向け住宅については、2023年5月、経営改善をめざしてサ高住賃料減額請求裁判を提訴しましたが、2025年5月請求棄却、敗訴という結果になりました。その後、サ高住の運営譲渡について法人役員会で検討・決議し、2025年9月には、譲渡先が決定するよう、譲渡先として数社を家主へ紹介しました。
しかし、家主の交渉引き延ばしもあり、思うように交渉が進まず、また、決定したのちにも譲渡先の動きが遅かったこともあり、2026年1月末をもって株式会社MOREへ運営譲渡するという結果になりました。ヘルプ協会のサ高住で住み続けたいというご希望もあり、運営譲渡することに懸念を示される入居者様もおられましたが、家族説明会を開催、お一人お一人への丁寧な説明を行うことで入居者の皆様も納得していただくことが出来、今現在も新しい体制でのサ高住で安心して生活を継続されています。
働いていた職員も譲渡時期が確定できない中で、不安を抱えながら業務を行いました。少しでも安心していただけるように面談を行いました。パート職員については、入居者様のことも考え、ヘルプ協会での雇用から譲渡先での雇用となり、勤務の継続になりました。
2. 経営について
今年度の予算遂行は、下期に入り下降気味となり、達成することが出来ませんでした。特に介護保険事業は、ほとんどの部門が予算達成できませんでした。人件費については、派遣職員利用をやめたことで昨年より全体的には、下がりましたが、事務費、事業費等の経費が昨年以上にかさんでおり、ますます経営を圧迫しています。
管理者会議において、三期比較、科目ごとの予算対比、事業所ごとの月毎の経費表など、より詳細な経営表を作成し、「経営の見える化」を図りました。記載されている数字を理解することから始まり、経営が少しずつ見えるようになった管理者もいます。どうすれば、収入を上げることが出来るのか、管理者会議においても議論を重ねることが増えましたが、さらなる収益が増えるための実践的な取り組みはあまりみられませんでした。
8月に介護ソフトを切り替え検討にはいり、10月よりカナミッククラウドサービスに切り替えました。スタッフ全員が1からスタートとなり、全員で学び、業者に質問しながら1つ1つ確実に進めてきました。間違いもありましたが、半年経ち、少しずつですが、形になってきています。
3. 教育・研修・人材確保について
地域に向けた取り組みとして、「ぐろ~りあまつり」「ぶる~む地域交流会」を開催し、地域の方々も出店をするなど盛大に終えることができました。のっくおん、サ高住の家族会を開催することができ、入居者、家族へ情報発信と意見交換を行うことができました。
また、隣の保育所と特養入居者、デイサービス利用者との交流も始まり、毎月子どもたちが訪問してくれるようになりました。
人材について、4月よりアジア貢献ホスピタリティ専門学校から2名のアルバイト生を受け入れました。また、年間10名を超える実習生を受け入れ、次世代の担い手育成に努めました。初めての外国人スタッフにOJTをする職員たちは、当初は、戸惑うことも多くありましたが、今では、学生の方もできる事が増え、仲間としてしっかりと働くことが出来ています。文化の違いや言葉の違いはありますが、彼らの行動や利用者と関わる姿を見て、スタッフも日ごろの関わり方を見直し、より良いケアにつながっています。
人件費削減の取り組みの1つとして、人材派遣会社の利用をやめることを決めましたが、その分紹介会社からの採用が増えました。紹介料については、年間で584万円となり、昨年を上回る支出となりました。紹介された職員が定着しなかったこともあり、年間職員募集に追われ、無駄な支出が増えることとなりました。デイサービスの送迎においては、スポットサービスを利用しました。採用した職員も含めて、安心して継続して働ける環境が各事業所で作れていたかと反省するべきところです。
休日出勤や時間外労働については、改善してきました。特に有給取得については、各事業所が計画的に実施できました。
*職員総数172名(常勤56名・ハッピー7名・パート61名・登録48名)2026年3月31日現在
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