2022年発刊 No.47 みんなのたより

2022年4月発行
社会福祉法人ヘルプ協会 伊丹市北園1丁目19-1電話:072-777-0765 ホームページ:https://helkyo.com/
発行責任者:竹下千晴

ヘルプ協会の新年度の方針をお伝えします

新年度のご挨拶が皆様方のお手元に届くまでには、ロシアによるウクライナへの無法な攻撃が終わっていることをこころから願います。

「の〜さいどの開設」
二〇二一年度は障害者の「グループホームの〜さいど」を開設し、順調に運営を進めることが出来ています。皆さま方のご支援の賜物とこころから感謝いたします。この四月には四号棟が開所して、定員一六人のグループホームになります。

「法人の共通課題」
二〇二二年度の法人の共通課題は、法人理念を基盤にしたケアの向上を図ることです。の〜さいどをはじめとして、障がい事業の成長が法人全体のケアの質を高めます。高齢の事業との連携を強めることで収入増も図って職員処遇の改善に取り組みます。

「コロナウイルス肺炎の脅威」
二〇二二年度においてもコロナウイルス肺炎の脅威は減っていません。
引き続き感染対策の徹底と暮らしの中での緊張感の継続が求められます。
法人としての新たな取り組みでは、濃厚接触者となって休業せざるを得ない職員には法人独自の休業補償の継続をするとともに、やむを得ず有料でPCR検査を受けることになった場合の費用については法人負担にするなど、緊急時の職員の暮らしを守る取り組みも強めています。

「貧困を課題にした取り組み」
入所施設ではコロナ禍での家族の収入の減少が利用者の入居の継続に影を落とし始めています。経済的支援を行なってきた家族が残業の減少などで収入が減少し援助が難しくなってきたと言う話が聞こえてきました。生活が困難になってきた人々は、高齢者や女性、こどもから幅広い層で深刻な広がりを見せています。貧困を課題にしたとりくみの具体化が求められます。昨年度から始めたZOOMを使ったオンラインによる全職員会議の開催はいっそうの工夫が求められています。職員の声が運営にいっそう反映ができるよう工夫も重ねて、さまざまな課題が職員全員のテーマとすることが可能になるよう努力を重ねます。
そして、地域の福祉ニーズを分析し、職員全員の共通課題として議論し、創意工夫を活かした法人の公益的事業の取り組みを具体化します。

「人権保障の担い手として」
社会福祉法人ヘルプ協会の法人理念は、「協同と信頼を基盤に人間の尊厳と人権を守る」です。協同して取り組む福祉・介護の仕事は利益を基本的目標としない社会福祉のあり方を高めます。また、福祉・介護労働は、ご利用者の社会保障・社会福祉をはじめとする人権保障実現の場でもあります。
私たちが取り組む福祉・介護の仕事においては常に人権の視点を欠かさないで、常に人権保障の担い手であるという自覚を持って不断の努力を続けたいと思います。

理事長 細岡雄二

特別養護老人ホームぐろ~りあ

新型コロナウイルスに翻弄され、いまだ感染の収束が不透明ではありますが、今年度の特別養護老人ホームぐろ~りあでは入居者の皆様の健康、笑顔、安心で快適な生活を第一に考え、行動をしてまいります。
入居者の皆様の日々の体調の小さな変化にも一層注意しつつ、ケアにあたる私たち自身の知識や技術も日々磨いてまいります。皆様に安心で快適な生活を送って頂くために、「ここにいたら安心だわ、気持ちがいいわね」など感じて頂けるように、明るさと清潔感に満ち溢れた生活空間を常に提供できるよう努めます。実際の生活場面においては張りが不可欠です。お一人お一人に合った生活プランを確立しつつ、入居者の皆様に対して可能な限り選択肢を用意し、時には一緒に考えながら細やかな配慮を欠かさぬように致します。
時節の催しや各種レクリエーションついても可能な限り充実を図ってまいります。それらを通し、楽しみや張りのある生活の提供を目指していきたいと考えております。私達職員自身も心身の健康のために、しっかりとした感染症対策を継続しながら日々の疲労やストレスを蓄積させないように生活サイクルを守ってまいります。
入居者の皆様の健康を守ること、笑顔を引き出すことは、毎日の生活のために欠かせません。安心安全を最優先した暮らしを支援し、生きる喜びを感じて頂けるようなサービス提供をすることで、より良い生活に近づいていくものと考えております。
特別養護老人ホームぐろ~りあ職員一同、これらのことを念頭に置いて入居者の皆様の健康、笑顔、安心で快適な生活に資するよう努力してまいります。

ぐろ〜りあデイサービス

「この春ぐろ~りあテイサービスは更に発展します」

現在、ぐろ~りあデイサービスでは看護師、理学療法士が中心となって、機能訓練を積極的に行っています。楽しんで機能訓練を継続して頂くため、時には職員の得意なビーズでの製作や木エクラブや園芸クラブ”調理クラブ”歩行クラブ”と称して日曜大工や園芸、味噌汁つくり、外出を行ったりもしてきました。具体的には、ビーズ製作では、スカーフをされていないご利用者様も指輪にされていたり、カバンに付けたりと日常に使ってもらう事が出来るスカーフ留めの製作を行い好評でした。木工クラブでは、利用者様が使われるしっかりしていて安心な足置きの製作を行いました。現在は読書の楽しみをもっと皆さまにと可動式の本箱を製作中です。調理クラブの味噌汁作りは男性の利用者様も参加されています。調理だけでなく、具材選びから考えていただいており、季節の旬な食材で毎回美味しいお味噌汁を頂いています。コロナ禍のため多人数での外出は控えていますが外出も歩行クラブ”として、少人数で草花を見に出かけたり、新緑の小路を散策したりもしました。通常のプログラムも工夫をし、季節に沿った毎月違うプログラム作りをしています。
そしてこの春、ぐろ~りあデイサービスは作業療法士の資格を持つ職員が新たに配置となります。さて、作業療法士とはどんな事のスペシャリスト何でしょうか?『身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会適応応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行なわせること』とされています。つまり、日常の生活が難しい方に対して楽しみながら動くようにしてくれるスペシャリストなのです。そんな心強い味方をこの春迎えて更にぐろ~りあデイサービスは成長します。

ぐろ~りあ訪問介護事業所

「利用者様と出会えた縁に感謝する支援を大切に」

私たちは日々、ご利用者様と出会えたご縁を大切に感謝しながら訪問させて頂いています。そして法人理念である「協同と信頼を基盤に人間の尊厳と人権をまもる」を常に念頭におき、より良いサービスを提供出来る様に研修・実践を通して自己研鑽に努めています。
訪問時、必ず1回は春の気候のように暖かく、ほっこりと微笑んでいただく、欲張れば笑っていただく、もっと欲張れば爆笑していただくを目標に、このヘルパーさんが来てくれてよかった、安心できたと言っていただけるように頑張っています。
多岐にわたるサービスを提供させていただいておりますが、高齢であっても障害があっても、不安な子育て中であっても伊丹市・川西市で安心・安全に住み慣れたご自宅で在宅生活を続けていただけるように私たちは精一杯、支援して参ります。
先の見えない新型コロナウィルス禍ですが、万全の感染予防をし訪問しますのでどうぞご安心ください。
明るく元気な、ぐろ~りあ訪問介護事業所を目指します!

ぐろ~りあ居宅介護支援事業所

「自分らしく生活したい」を続けていくために身近な窓口として頑張ります

ぐろ~りあ居宅介護支援事業所は現在7名の介護支援専門員(ケアマネジャー)が在籍しています。介護が必要になられたご本人、ご家族が気軽に相談できる窓口です。
新型コロナウイルスのパンデミックは社会に劇的な変化を余儀なくされました。特に高齢者の暮らしに大きな影響を与えています。活動が大きく制限されたことによるフレイル(加齢に伴い心身が老い衰えた状態)の発症や認知症の進行など深刻な問題を発生させています。このような社会変化の中ではコロナと共に過ごす新しい生活様式の実現のため、しっかり状況を把握して高齢者の方が健康・安全・安心に過ごせるよう、日々努力を重ねて参ります。
在宅生活に不安の方はいつでも相談下さい。

緑丘・瑞穂地域包括支援センター

「地域の高齢者相談窓口として」

緑丘・瑞穂地域包括支援センターは伊丹市より事業を受託して、8年目の年度を迎えました。緑丘・瑞穂地区だけではな繰り返すコロナ禍でようやく再開が見えてきた地域の活動に制約が広がっている地域が多くあります。
一方、コロナ禍の逆境に負けず、子ども食堂・いきいき百歳体操などの活動をオンラインも取り入れながら継続されている地域もたくさんあります。
こういった取り組みを知る手段としても、オンラインツールの発展のおかげで、全国で発信している研修に参加して知る機会が増えました。
コロナで低調になり得る介護予防マネジメントや包括的継続的ケアマネジメント・地域活動・ケアマネさんを中心とした横のつながりネットワーク強化の取り組みなどを全国の取り組みから学び、強め、「コロナが落ち着いたら会いましょう」ではなく、今こそ住み慣れた地域の相談窓口として、福祉のまちづくりの一端を担わせていただけるよう努めます。

ヘルプ協会厨房

「食事から旬を感じて頂く」

コロナ禍でなかなか外出もできず、四季を感じる機会が減るなかで、私たち厨房職員にできることは、毎日の食事、一食一食を大切に作ることを心がけ、旬の食材を使った食事を提供できればと思っております。
また季節の食事だけでなく、昨年度から実施している全国の郷土料理の食事は、ご好評を頂いており、引き続き実施してまいります。懐かしいあの味が思いつく方がいらっしゃいましたら、ぜひお待ちしております。限られた状況下でも実施できる食の取り組みを日々検討してまいります。また些細なことでも食事・栄養のことでご相談がありましたら、いつでもお声かけください。宜しくお願い致します。

ぶる~む訪問介護事業所

「住み慣れた自宅で、笑顔で安心した暮らしを」

新型コロナウイルス終息もあと一息と願い昨年度も感染予防を徹底した訪問介護に努めました。訪問にあたっては利用者様が地域との結びつきを大切にして住み慣れた地域での生活が送れるようサービスを提供させて頂きました。
今年度も引き続き、感染予防を徹底して、利用者様の尊厳を守り尊重し質の高いサービスを提供する為、訪問介護員の育成やスキルアップ、人材確保、働きやすい職場作りに努めます。
常に職員同士や他職種との交流を図り、知識・技術の研鑽にも励みます。
利用者様に元気を与えられるように、ぶる~むみんなで頑張って参ります。

ぶる~むデイサービス

「お一人おひとりのニーズに寄り添います!」

ぶる~むでは、「長い時間外出することが難しい。でも、お風呂に入りたい」「体調が優れず人と食事することが難しい。でも、外に出て人と交流したい」「散歩に出て体力をつけたい」「自分で食べるもの着るものは自分で選びたい」「これまでしてきた家事を続けていきたい」「好きな本を読みたい」等などお一人おひとりの思いを大切にサービス提供を行ってきました。私たちに出来ることは何か?ニーズに寄り添った短時間利用やスーパー薬局などへの買い物、図書館、季節の地域イベントなどへの外出、個別の運動や散歩、毎日の調理や洗濯干し・たたみ等など、利用者皆さまの生活が生き生き出来るよう細やかに寄り添い続けることを今後も方針として頑張ってまいります。

ぐろ~りあ東野サービス付き高齢者向け住宅

「ご自分のペースで自由なくらしを大切に」

今年で十年目を迎える事ができました。
ぐろ~りあ東野サービス付き高齢者向け住宅には竣工時よりお住まいの方、百歳を迎えられた方もおられます。

新型コロナウィルスの影響で生活全般が大きく変わり、安全と自由のはざまで制限しながらの生活は難しいものがあります。しかしながら、まず第一に入居者の皆様に安心して過ごして頂く事。そして『ご自分のペースで自由なくらし』を実現するために、スタッフ一同精進して参ります。

デイホームタカさん家

タカさん家では、『笑顔の花咲くタカさん家』を合言葉に毎日を過ごしています。利用者様ご自身で出来ることは積極的に取り組んで頂けるようなお声かけをしています。

コロナウイルス感染予防対策のため、現在は、外出レクレーションやおやつ作りのレクリエーションが行えておらず、皆さまからも「またどっか行きたいね」「またこのおやつのレシピ教えて」などのお声を頂いています。今後は感染予防対策を行いつつ、季節を感じ、心身のリフレッシュと運動機能の向上に繋がるようなレクリエーションをエ夫して行っていきたいと思っています。

レクリエーションが得意なスタッフ、絵やピアノ演奏が得意なスタッフ、人数は少ないけれど得意分野を持ったスタッフが、明るく元気に、皆さまをお出迎え致します。ぜひ、覗きに来てくださいね。

ぐろ~りあ東野訪問介護事業所

法人の理念でもあります、「共同と信頼を基盤に、人間の尊厳と人権を守る」を常に考えながら、利用者様の思いに寄り添い、利用者様が望む暮らしができるように支援させていただきます。またコロナ感染もまだまだ収束が見えない頃でもありますので、訪問時に安心して頂けるよう感染予防をしっかりと行い訪問させていただきます。

研修もしっかり行い介護技術を高めていきたいと思います。

地域に根ずいた「訪問介護事業所」となるようにしていきたいと思います。

グループホームの〜さいど

「障がいのある人が地域の中で暮らせる場所」

グループホームの〜さいどでは昨年の四月に開設しあっという間に一年が経ちました。入居者の皆さまと生活していく中ではいろいろな課題も見えてきましたがまだまだ続く新型コロナウィルスの影響で、生活や行動に制限をしなければならない状況の中、入居者様それぞれが楽しみを見つけ過ごされています。の〜さいどでは、入居者様が健康で楽しんで生活していただけるために、医療との連携をはかります。入居者様の体調管理や健康相談も行ってまいります。

また、昨年は行えなかったレクリエーションも行います。天気の良い休日には入居者様と共にお出掛けをしたり、皆さまで集まって食事会やゲーム大会なども行いたいと思っています。そして地域の中で暮らしていくために地域の行事にもたくさん参加していきたいと思っています。新たに開設しました四号棟には地域交流スペースを設けています。このスペースを地域の皆様と共に活用し、「地域の中で暮らせる場所」にしていきます。

就労支援B型事業所のっくおん

「障がい者が笑顔で働ける場所」

のっくおんは障がいがある方が就労を目指して訓練をする場所です。

この春にはこやの里特別支援学校を卒業する2名の仲間を迎えることとなりました。
のっくおんでは利用者様が一般就労に向けて作業ができるようになること、仲間を大事にして、協力して働くことができる人間へと成長できるような支援を目指していきます。

また、一般就労で疲れた方や、就労が難しい方が心休まる場所でありたいと思っています。
コロナ禍で実施できなかったレクリエーションや旅行などのイベントをできるように工夫して、笑顔あふれる場所を目指してみんなで頑張っていきます。

ぐろ~りあ相談支援事業所

相談支援事業所が就労継続支援B型のっくおんに移転して、早一年が経過しました。のっくおん利用者や支援員を通し、障害福祉サービスの必要性や個々の成長の喜びを感じています。また、将来に向かっての支援の重要性を学ぶ機会も多く頂いています。

今、世の中はコロナ禍で、行動の制限や感染への不安など、皆様の日々の生活に大きな影響を及ぼしている事は、この一年が過ぎても残念ながら変わる事は有りませんでした。その為、今日、明日の不安にも寄り添い、出来る限り安心に繋がる支援を心掛けて来ました。

これからも新型コロナとの共生が出来るように、生活リズムや心身の健康を崩さず生活の維持を継続的に支援して参ります。

介護福祉士合格!

2021年度にヘルプ協会で働いている3人の職員が3/25に介護福祉士の国家試験に合格いたしました。
「おめでとうございます!」

~ぐろ〜りあ訪問介護事業所~
・栃尾直美さん
・松田好子さん
~就労支援B型事業所のっくおん〜
・黒木千代美さん

ご当地メニュー秋田県「豆腐カステラ」

材料(ケーキ型18センチ・8人分)
小麦粉・・・10g
木綿豆腐・・・1丁(350g)
卵・・・2個
砂糖・・・15g
はちみつ・・・大さじ1

  1. 木綿豆腐は水切りしておく
    (時間がない場合は、ラップをせずに電子レンジ600wで3分加熱し、余分な水分をペーパーで吸い取る※熱いので火傷に気をつけてください)
  2. フードプロセッサー又はミキサーで材料すべてを混ぜ合わせる
  3. 160℃に熱したオーブンで40分焼き、冷まして出来上がり
    冷蔵庫で冷やして食べるほうがおすすめです!

糖質控えめなヘルシーおやつです!

桜が舞い散る暖かな春が訪れました。桜のシーズン到来と共に新しい年度がスタートしました。ヘルプ協会をご利用されている利用者様、入居者様、家族様そして働いている職員が幸せでありますように努めていきたいと思います。
この47号のみんなのたよりについては、年度初めにあたり各事業所の豊富を掲載しています。
読みづらい部分もあると思いますが、ご一読のほどよろしくお願い申しあげます。

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