2023年発刊 No.53 みんなのたより

~ぐろ~りあ訪問介護事業所~

芸術の秋を味わう

 さわやかな秋晴れの日が続いております。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 ぐろ~りあ訪問事業所とぐろ~りあ東野訪問事業所が合併して、一年が経ちました。

訪問という仕事柄、職員全員が顔を合わせるということはなかなか難しいのですが、常日頃、情報共有や相談などの連絡を密に行い、業務品質の向上に努めております。

さて、今年の夏は、例年とは比べものにならない猛暑日の連続でした。あまりの暑さにかなりの体力が奪われそうになりましたが、事業所では暑さ対策を万全に、日々の訪問に取り組んで参りました。

 最近、訪問の道すがら吹く風は、とても心地よく安堵しております。

今回は芸術の秋にちなみまして、ぐろ~りあ東野サービス付き高齢者住宅にお住いのM様をご紹介します。

一緒に掲載しているこの画像、写真のように見えませんか? 

実はM様が24色の色鉛筆だけで描かれた絵なのです。

M氏、自画像絵と共に

絵を描き始めたのは4年ほど前から。デイサービスで色塗りをしたことがきっかけだそうです。色塗りよりも、もっと緻密な絵を描きたいと思い立ち、現在では50~60枚制作されたとか。何色もの細い線を重ねて描かれており、やさしいタッチと細やかな筆さばきにより、素晴らしいものが表現されています。

1日2~3時間ほどの制作時間をかけ、約2~3週間で1枚の絵を完成させるそうです。細い線を描くために、感性と同様に色鉛筆も常に削って尖らせています。

「若い頃から絵を描くことがお好きだったのですか」と尋ねると、「あまり好きではない」との答えに驚きましたが、過去に勤務先の安全週間等のポスターで最優秀賞を獲られた経験があり、絵と関わる機会は多かったようです。

 以前は興味の無いことであっても、ふとした出来事から大きな趣味に変わるということがよくわかるエピソードです。 

「まだ、ナンバー1の絵は描けていない」と話されるM様。

これからどんな絵が生み出されるのか楽しみでなりません。

私たちヘルパーも、ご利用者様の頑張りや笑顔、楽しい会話から元気をいただき、日々の訪問に繋げて活きたいと思います。

M氏作品:北島三郎

伊丹市シルバーフェスティバル開催!!

 芸術の秋、伊丹市では、敬老の日にちなんで9月17日、18日に伊丹市シルバーフェスティバルを3年ぶりに開催しました。舞台では、中学生の吹奏楽や子供たちの踊り、サークル活動をされている方々のお披露目など、にぎやかな時間が過ぎていました。ヘルプ協会でもデイサービスをご利用の方々の作品を展示させて頂きました。素敵な作品に見学されている方からは「こんな物も作れるのですか?」と驚きのお話もありました。特にアベノマスクを活用した手作り布巾は、藤原市長から「よく出来ていますね。こんな活用方法がありましたか。」と笑顔でお言葉を頂きました。

伊丹坂 理事長 田中喜代子

地球温暖化が進み、今年は、過去最高の熱い夏となりました。朝の空気に爽秋の気配が感じられるこの頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

西国街道の難所の急坂として摂津名所図会にある伊丹坂に位置するヘルプ協会は、今年で、運営24年目を迎えます。

24年の歩みひとつひとつは、「この地に住み続けたい、自分が主人公として暮らせる人生を歩みたい」という方々の思いを受け止め、私達の培った智恵や思いを振り絞って支えるという運営に繋がっているといえるでしょう。

現在、11事業所を運営し、職員数は196名 ご利用者数延べ870余名、伊丹市のなかでも中堅の事業所として成長してまいりました。

仕事の合間に、満開の桜を楽しみ、少し汗ばみながら歩く緑道では、頬を撫でる風に心が癒されます。ひろがる青空を見上げると、日々の喧騒はいずこへという心持ちになります。多くの職員たちが、このような伊丹の風景に癒されていることでしょう。

戦後78年となる今年は、ウクライナ戦争の長期化の影響や、核戦争の前夜とも思える世界の動きもあり、安心して暮らせる日常を守るために、私たちが出来ることを深く考える年でもあると思います。今月号から「平和を語る」コーナーを設けました。

3世代交流ができる職場で、いろいろな思いを語り合っていきましょう。

2025年は、65歳以上の高齢者のうち5人に1人が認知症になると言われています。大切なことは、認知症を怖がらず、自身の生活の幅をひろげ、人との交流を楽しむことではないでしょうか。大阪府豊中市は、9月1日三井住友海上火災保険と共同で認知症個人賠償責任保険の運用を開始するという朗報を目にしました。このような動きが広がっていくことを願ってやみません。

グループホームの~さいど

『食欲の秋!おいしい食事提供を心がけてます』

みんなで一緒に調理!

 今回は、食事づくりについてお話をさせていただきます。

グループホームの~さいどの入居者は、毎日、猛暑と言われる日中に、工場内で作業をしたり、公園の草木の剪定作業、また事務所内で細かな作業を行っています。一日頑張って汗をかき、働いての~さいどに帰宅します。

元気で生活を楽しむためにも、美味しい食事をしっかり摂ることは大切なことです。

の~さいどの職員は、食事(朝食・夕食)づくりに、日々尽力しています。

献立は、ヘルプ協会の厨房にて勤務している管理栄養士が作成、食材の発注も担います。

誕生日をお祝いして・・・

 その献立表をもとに、朝食は夜勤スタッフ、夕食は、16時から20時まで勤務の世話人スタッフが、それぞれ作っています。

食材2日分が、業者さんから午前中からお昼頃に掛けて届きます。食材が届いた途端、日勤スタッフは大忙しです。

4棟各棟の冷蔵庫に、翌日の朝食や夕食の食材を、管理栄養士が作った献立通りの分量に仕分け、冷蔵庫用と冷凍庫用のトレーに入れて保管します。

最近では、世話人や夜勤スタッフが仕分けられた食材を上手に使って、朝食や夕食を美味しく作れるようになりました。

昨今の食材などの価格高騰でより一層の節約が必要となり、管理栄養士や日勤スタッフで、無駄をなくす方法をこまかく検討しています。

分量分けの一場面

 日々、色々なものが値上がりするため、節約をしていかなくてはいけません。

また、SDGs 持続可能な開発目標)の12番につくる責任・つかう責任があります。の~さいどでも食品ロスの削減に取り組んで行きたいと思います。

ぶる~む訪問介護事業所

私たち訪問介護事業所の取り組み

一人でも多くの、利用者様に笑顔の花が咲きますように

ぶる~む訪問事業所が、今頑張り取り組んでいる事は、新規のご依頼を断らず引き受ける事です。

依頼内容の多くは、家事援助です。その中でも要支援者の71%の方々が掃除の支援を希望されています。

今まで何気なくしていた掃除が、ADLの低下により、屈む、ひざまずく、背伸び、立ち上がる等、掃除機を扱って室内をいろいろな動作をしながら、細目に動き回る事が年齢と共にしづらくなることが要因と思われます。しかし、ただ単にヘルパーが支援に入れば解決ではありません。

ヘルパーという他人が家の中に入るという事で利用者様は、どのような受け止め方をされるのか?それまでの習慣、生き方・・・つまり生活歴を通して理解をして支援することが重要です。

そして、ヘルパーはただ掃除をしているだけでは無く、ご利用者様の変化に気付き、報告し改善していく事が必要です。

多職種間でのチームケアで利用者様の自立した生活を支援します

「急に一人暮らしになった人の支援をお願いしたい」と、地域包括支援センターより依頼がありました。

夫婦暮らしから、急に独居になられ、急激な生活環境の変化がありました。強い不安や混乱で以前からの認知症状が強くなられたようです。

早急に関係機関、地域住人、ご本人とのカンファレンスが行われ、チームを組み手探りで支援を開始しました。

まず、食事の提供、環境整備、金銭の管理等、必要な問題を解決するように支援を行いました。

その後、定期的に外出の機会を持ち、他者との交流が図れるように、週2回デイサービスを利用される様になりました。

時折、デイサービスでも不安を訴えられますが徐々に慣れてこられ、行事にも参加され、笑顔が見られるようになりました。

訪問介護は通常ヘルパーが1人でご利用者様宅を訪問する為「チームで活動をしている」と言う認識が薄れがちですが、ケアの基本は、多職種が同じ目的を持って一人のご利用者様を支援する「チームケア」です。

まず、アセスメントを行い、訪問介護の役割を考え、各職種の専門性を生かして、ご利用者本人を中心としたチーム間の情報共有を密にする事が重要であると、再確認しました。

ヘルパーが、関わっていく中で元気になられ、ご自身で目標を持たれるようになり、社会参加の意欲が高まり穏やかな生活を過ごされています。ヘルパーはその時々のご本人の思いはどこに向かっているのか?に気付き、それに寄り添ってきました。

その思いに寄り添った支援が、利用者様自身の自分らしい生活へ向かう事に繋がっていったのだと思います。

引き続き新規受け入れを積極的に行います。住み慣れた地域で安心・安全に生活が送れて一人でも多くのご利用者様の笑顔が見られるよう、より良い質の高い支援を行えるように、今後も「チームケア」をしっかりと行っていきたいと思います。

ぶる~むデイサービス

『夏の思い出~夏祭り~』

 コロナ感染症が流行し、早5年の月日が経ちました。

 皆様には感染症予防にご協力を頂き大変有難うございます。令和5年5月、政府よりコロナ感染症の5類感染症移行が決定し、季節性インフルエンザと同等となり、政府からの感染対策を求められることはなくなりましたが、ぶる~むでは法人の方針により、引き続き感染対策を行い、基本的な手洗い・消毒を始め、常時ドアと窓の開放を行い、空気清浄機と二酸化炭素測定機を使用し感染症予防に努めております。そんな中、5類感染症移行により全国では、花火大会など地域のイベントもようやく再開され、いつもながらの姿に戻りつつある様子です。

こうした状況も踏まえてぶる~むでは、感染症予防を継続しながら、夏祭りを開催いたしました。

 デイサービスにとっても久しぶりの夏祭りです。ご利用者の皆さまが沢山参加できるように、月曜から金曜までの5日間開催しました。今回は、この夏祭りを通して、ご利用者の皆さまの様子や職員の様子もお伝えしたいと思います。

 久しぶりの夏祭りにむけて、職員は盆踊りの練習、ヨーヨー釣りの準備、お菓子釣りの準備、準備物の配置、

イベントの進め方、買い出しなど、担当を決めご利用者と一緒に準備をすすめました。朝から始まる夏祭りイベントにしようと計画し、午前中は夏祭りメニューの昼食を調理活動ととらえ、皆で一緒に作りました。

炒飯、焼きそば、唐揚げなど日によってメニューは異なり、自分たちで作った食事は美味しくて!お代わりされる方も沢山いらっしゃいました。暑い夏、栄養を十分に摂れることは何より嬉しいことです。沢山の人達と一緒に食べるから食事もよく進むのではないでしょうか。

午後は、半被を着て盆踊りです。これまでの盆踊り経験値が高い盆踊りマスターが沢山居られて♪職員もリードして貰いました。立って踊られる方、椅子に座って踊られる方、手拍子で歌いながら場を盛り上げる方。

伴奏だけで曲名がわかり手も足も勝手動き、歌詞もスラスラ出てくる様子でお一人おひとり見事な歌声です。夏祭りらしく、賑やかで人の温かみ溢れる楽しい場となりました。皆と一緒に過ごすこと、皆と一緒に何かをするこが楽しみを倍増させてくれるようです。

お菓子釣り、毛糸での結ばれた輪にフックを引っかけるのはなかなか難しいもの。そしてヨーヨー釣り。水面で引っかける筈の輪が動くのです。そしてようやく、輪に引っかけるようになったと思えば横に浮いているヨーヨーが輪を隠してしまい、これはもう皆さま真剣勝負!これまでにお見かけしたことのない集中力を発揮されていました。引き揚げた時には本当に嬉しそうに喜ばれ、見ている周りも歓声と拍手でその喜びを分かち合いました。

この夏祭りを通して、人と人が集まり、その場所、その場面を共有することは、私達“人”にとって生き甲斐や喜びを感じ、繋がりを持つことで明日への力、希望、が生まれるのだと感じました。また、明日、明後日・・その先々も利用者の皆さまとご家族の皆さま、職員と皆で“ぶる~む“の日々を作り上げたいと思います。

法人研修

 社会福祉法人ヘルプ協会では、法人研修として年6回職員全体研修に取り組んでいます。

今までの研修は、「発達障がい者支援について」や「口腔ケアと嚥下」「コミュニケ―ション技法」などなど、研修委員で話し合いを深め職員の皆さんに学んで頂きたい研修を選択して実施してきました。3年前にコロナウイルス感染症が広がってからはZOOMを活用して可能な限り学べる場の提供を心掛けてきました。

ZOOM開催になると移動時間の短縮といったメリット面もたくさんありますが、グループワークの難しさや各拠点ごとの様子がお互いに確認しずらいといったマイナス面もあります。

 ヘルプ協会では、コロナウイルスが第5類になった今年度からは、ZOOM開催と参集型開催の2方向から研修に取り組むとにしました。

 この9月は、救急の日にちなんで「救えますか?あなたの愛する人を!緊急時の対応」というタイトルで救急対応の研修を参集型で開催しました。

緊急時の対応については、何度受けても初心に戻って学ぶことができます。今回、伊丹市東消防署の方が講師として来所して頂き、各グループに分かれて緊急時対応、AEDの使い方について実際に体験しました。

いざという時にいかに落ち着いて冷静に判断して周囲に助けを求めながら対応出来るか?日々、口頭では話すことが出来ますが、いざとなると慌ててしまい、周囲の状況確認やAEDの使い方も抜けてしまいます。

今回、体験する中でも慌ててしまい間違えることや心肺蘇生でもどれぐらいの力で行えばいいのかなど分からないことも多く、いざいう時の判断や行動について改めて考える機会になりました。東消防署の方々も職員の小さな疑問にもしっかりと答えてくださり、いざという時に落ち着いて行動できるように、少し自信につながった楽しく実のある研修になりました。

 年に1度はこのような研修に取り組み高齢者や障がい者の命を守るためにも学ぶ機会を作っていこうと思います。

~新コーナー~「平和を語る」

ご入居者、ご利用者、スタッフが平和を語りたいと思います。

今この瞬間にもウクライナの空の下では砲弾が飛び交い、多くの犠牲者が生まれています。戦争は人も国土も破壊し、得るものは何もありません。

 一方戦後78年、日本では戦争体験者が総人口の0.5%になりました。戦争の記憶の風化に危機感を覚えます。

当特養ホームの入居者様が小学校のころの体験を語って下さいました。

「学校での授業はまともに行われず、防空壕を堀っていた。

遠足の途中で銃撃にあい、銃撃を避ける為、川原や路肩にうつ伏せになったりした。終戦直後は教科書のある部分を破った。

子供時代の楽しみは一切無かったし、食べるものがなく、母親が着物と食料を交換している姿を、子供心にも切ない思いで見ていた」と。

灯火管制で回りは暗く、夜もゆっくり眠れず、日常が異常な世界は想像もつきません。

 私達は戦争と対極にある福祉の世界に身を置いています。

その意義や平和について今一度考えてみたいと思います。

       

   ぐろ~りあ特養ホーム長

                 朴明男

       

ご当地メニュー(山梨県)~ほうとう~

厨房では安心して食事を召し上がって頂けるよう、ニーズに合わせた食事提供に努めております。

厨房職員を見かけたらお気軽にお声をかけて下さい。

皆様のご意見・ご感想が私たちの励みになります。

9月に実施しました山梨県ご当地メニューから、寒い時期にぴったりのほうとうをご紹介致します。

材料(4人分)

  • ほうとう(ゆで) 400g
  • 南瓜  200g
  • 大根  100g
  • 人参  1/2本
  • しいたけ  1パック
  • 油揚げ   1枚
  • 青ねぎ   1本
  • 出し汁   1000ml
  • 濃口しょうゆ  大さじ1
  • みりん     大さじ1
  • みそ     60g程度

作り方

  1. 野菜、油揚げを食べやすい大きさに切る。
  2. 2.鍋に出し汁を入れ、南瓜と大根から煮る。
  3. 南瓜と大根に火が通ったら、残りの野菜、油揚げを入れ煮る。
  4. 野菜に火が通ったらほうとうを入れひと煮立し、調味料で味付けして完成です。

編集後記

 今年の夏は、本当に猛暑が続きました。9月後半になっても残暑厳しく、身体に応えています。

 でも、ふと夕方近くの川を覗いてみると赤とんぼが飛んでいたり、虫の声が聞こえだしています。

 今回のみんなのたよりは、各事業所が利用者様と向き合いながら事業を展開している内容を中心に作成いたしました。読みづらい部分もあると思いますが。ご一読のほどよろしくお願い申し上げます

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