2018年発刊 No.34 みんなのたより

2018年10月発行 社会福祉法人ヘルプ協会
伊丹市北園1丁目19-1 電話:072-777-0765
ホームページ:https://helkyo.com/
発行責任者:竹下千晴

のっくおん社会見学 チキンラーメン手作り体験

9月20日木曜日、待ちに待った社会見学の日がやってきました。利用者の皆様は、この日をとても待ち遠しく思っていて、のっくおんの中でもこの話で毎日もちきりでした。
今年はNHKの連続テレビ小説やニュースで流れているようにチキンラーメンが誕生してから60周年の記念すべバースデーイヤーです。そこで、池田市にある日清インスタントラーメン博物館に行ってきました。
利用者の皆様は、朝からそわそわと気持ちを躍らせ、いつもはのんびりやの利用者さんもこの日ばかりは、テキパキ動いて準備完了です。いざ出発!行く道中でも誰が一番おいしく作れるかな。カップラーメンもあるんだって。中で食べれるかなあ。一番の食いしん坊は誰かな。とラーメンの話題でもちきりになり、期待は膨らむばかりでした。話が弾むうちにチキンラーメン博物館に到着です。
まずはインスタントラーメンの生みの親、安藤百福さんの銅像とご対面。でも、「この人誰?んー知らないなぁ」「ラーメン好きな人?」。チキンラーメンの作った人と伝えても、チキンラーメン作りには興味津々でも発明者には全く興味がないようでした。
続いては、ラーメンの歴史に触れる時間です。昭和初期のラーメンから平成のインスタントラーメンが壁一面に並んでいて、利用者さんは、目を凝らして自分が知っているラーメンを探していました。知っているラーメンを見つけると「これおいしいよね」「これいつも食べてるやつ」と会話が弾んでいました。
そして、いよいよインスタントラーメン作りです。チキンラーメンのキャラクターが付いたお揃いのバンダナをつけて、調理開始。粉を混ぜる顔つきも真剣そのもの。「おいしくなれ!おいしくなれ!」と念じつつ世界に1つしかないチキンラーメンを作りました。いつもはお湯を注ぐだけのお手軽手抜き(?)ラーメンも粉からこねて調味料を混ぜて作ればれっきとした手の込んだ手作り料理に大変身しました。
のっくおんでは、今回のように利用者の希望に合わせて、社会見学や旅行を企画して利用者と職員ともに楽しみながら運営していきたいと思います。

のっくおんご利用者紹介

のっくおんでは7月から2人の仲間が増えました。毎日就労に向けて楽しく頑張っています。2人共とても明るく、いつもニコニコとのっくおんの皆を笑顔にしてくれています。そんな2人の仲間を紹介したいと思います。

『高嶺一秀さん
主に緑化作業に取り組んでおられ夏の暑さにも負けずテキパキと作業をこなしてくださり、とても頼もしいです。高嶺さんの周りは笑いが絶えず、みんなのお兄さん的存在です。

『中島弘貴さん』
主に緑化作業に取り組んでおられます。いつもニコニコ、笑顔の素敵な仲間です。緑化作業に限らず屋内作業もなんでも一生懸命に取り組んでくださる努力家です。のっくおんの癒し系的存在です。

『法人研修』

メンタルヘルス(こころの健康)
9月22日(水)に法人全体研修「セレクト研修」を行いました。
今回はメンタルヘルス(こころの健康)というテーマで、個人や組織におけるストレスについて神戸大学、人間発達環境学研究科教授、河﨑佳子先生を講師に講演をしていただきました。
その内容を要約してお伝えします。

「メンタルヘルスとは」

メンタルヘルスとは「こころの健康」のことであり、特別な精神疾患を患う人の問題に限定されるものではありません。心の病気にかかっていれば、健康であるとは必ず言い切れません。「こころが健康である」とは、前向きな気持ちを安定的に保ち、意欲的な姿勢で環境(組織)に適応することができ、生き生きとした生活を送れることです。

①同じことが起こっても過剰ストレスになる場合とならない場合があるのは何故?

『要因』
個人の置かれた環境、今まで生きてきた過程、性格、支援の方法により同じ内容で受けるストレスも深さが異なります。
個人個人で受けるストレスの深さが違うことを理解して支援を整えていくことが大切です。

②個人で出来ることついて

『ストレスマネージメント』
ストレスから身を守るために自分でストレスをコントロールすることが大切。例えば、休憩・余暇・達成感・リラクゼーション・ガス抜き等。
『アンガーコントロール』
怒りの感情に上手く付き合うこと。怒りを解消していける環境を作っていくこと。
つまり、誰かに相談したり、話を聞いてもら心を安定させていくことがストレスにつながらないことになる。

③サービス機関(施設)における困難

近年、職場を取り巻く環境が大きく変化し、複雑な人間関係や長時間労働のストレスなどにより、メンタルヘルスに不調をきたす人が増えています。そのため組織には、多様なストレスを最小にできるよう、個人が抱える問題に焦点をあて、解決支援に取り組むことが求められています。

こころの健康は体の健康以上に複雑で難しい問題だと思いました。個人においても日常的にストレスをため込まないように、自分の気持ちをコントロールできる方法を考え、こころが健康な状態を維持することが大切だと感じました。(下)

緑丘・瑞穂地域包括支援センター

地域包括支援センターは、緑丘小学校瑞穂小学校地区のご高齢者の皆さんの総合相談窓口です。地域包括支援センターでは、主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師等が中心となって高齢者の皆さんの相談支援を行います。3人はそれぞれの専門知識を活かしながら、お互いに連携して、「チーム」で地域の皆さんを総合的に支えます。積極的にご活用ください。
今回は、「地域包括支援センター」で開催・支援している教室やイベントの紹介をさせていただきます。

『家族介護者教室』
地域の皆さん対象の研修「家族介護者教室」を年に2回開催しています。
今年は9月25日(火)に第1回の教室を開きました。
株式会社クリニコの栄養士、岸本麻衣子先生をお招きして、「今話題の栄養補助食品の利用法」についてお話して頂きました。
「思った以上においしい」「食べやすい」などの感想が寄せられました。
加齢に伴う身体の変化や栄養が足りないと身体がどうなっていくのか、便秘についてなどのお話を伺いました。また、栄養補助食品のゼリーや飲料を試食させていただきました。
そのほか、ヘルプ協会管理栄養士より簡単に摂取できるおやつタイプの補助食品のクッキーやチョコレートの紹介もさせて頂きました。
次回も企画中です。ぜひご参加ください。

今回紹介した栄養補助食品です。ゼリーや飲料水だけでなく、栄養補助食品の中には、お菓子もあります。

『地域包括支援センターでは、いきいき百歳体操の立ち上げに協力します』

「いきいき百歳体操とは?』
「いきいき百歳体操」は、高齢者ができる限り要介護状態になることなく、健康でいきいきとした生活を送れるように支援することを目指した体操です。高知県高知市で開発されました。この体操は、日常生活で必要とされる動作や、それらに必要な筋力をアップさせます。物を持つ・立つ・歩く、ケガや痛みの予防改善の効果が期待されます。
体操の内容は、いすに座って、重りをつけて、足を上げたり、腕を上げたり、立ち座りの動作をゆっくり行います。自治会や老人会などが中心となって、緑丘瑞穂小学校地区は、8つのグループが活動中です。
皆さんも、いきいき百歳体操のグループを作りませんか?地域の人と、わいわいがやがや体操したほうが、認知症予防にも効果があるというデータもあります。
地域包括支援センターでは、体操のDVDを貸し出したり、体操の指導をしたり、体力測定をしたり協力いたします。

『民生・児童委員・協力員の皆さんと連携、協力して活動しています』

民生委員さんは、ぐろーりあ祭りでも、屋台を出し、祭りを盛り上げてくださいました。

民生委員・協力員研修会が「福祉用具のいろいろ一多様化
する福祉用具」というテーマで開催されました。

地域包括では、地域の民生児童委員さん協力委員さんと日々協力・連携して地域の相談対応を行っています。
毎年、民生委員・協力員の研修会の企画のお手伝いをさせて頂いたり、時には、地域で気になる方のご連絡を頂いています。
地域のサロンや喫茶にも参加させて頂き大変お世話になっています。

特別養護老人ホームぐろ~りあ

『北保育所の園児たちと交流会』

今年に入ってから月2回、隣接している、北保育所の園児の皆さんと、特の入居者の方との交流会をさせて頂いています。月に2回来所されては、園児の皆さんが歌や踊りを披露してくださいます。また、歌の披露が終わった後には、触れ合いタイムを設けています。
昼食が終わり、いつもなら昼寝をされる方、テレビを見て過ごされる入居者の皆さんもこの日ばかりは、楽しみに心待ちにされています。にぎやかな声と共に園児達が来ると、一気に笑顔の輪が広がり、口々に「かわいいなぁ」「ちいさいなぁ」等と話が飛び交います。歌を披露してくれている最中も、「かわいいなぁ上手やなぁ」
「また、唄って」と何度もリクエストされます。そして、一番楽しみの触れ合いタイムでは、満面の笑みで、「ちっさい手やなぁ」「何歳?」「どこから来たの?」「何組さんですか?」と園児達に話しかけていらっしゃいます。また、園児が手を揉んでくれたり、肩をたたいてくれると「気持ちいい」「もっとして」との声も。
園児達が帰る時間になっても手を放すことなく、離れることを惜しまれる入居者の皆様、私達も見たことのないような笑顔を見せられます。
核家族化が進み、高齢者と子どもが触れ合う機会が減っています。せっかく保育所と隣接している施設だからこそ、これからかも様々な形で交流を深めていきたいと思います。

デイホームタカさん家

~紅葉の壁画~

少しずつ、肌寒くなってきましたね。
タカさん家では、秋が感じられるように紅葉の壁画を製作しました。折り紙で紅葉の葉を作り、毛糸を使って、うさぎや枝を再現しました。
色鮮やかに完成した紅葉の壁画に「本物みたいにキレイやね~」と皆さん感激されていました。また、キューピーの人形の服作りを行いました。フエルトにスパンコールやビーズをつけて服と帽子作りました。
手先をうまく使い、細かい作業にも取り組まれていました。
出来上がった作品を並べて、記念撮影も行いました。

デイサービスぐろ〜りあ

ぐろ~りあデイサービス大運動会

毎年恒例の大運動会を今年も開催いたしました。今年は開催一週間前から練習を行いました。当日は朝から皆さん楽しみにされている様子が伺えました。
競技の前にはスタッフの仮装に大爆笑!初めて参加される方もおられ、とても驚かれる一幕にまた大爆笑!競技が始まれば皆さん真剣な表情で熱戦を繰り広げられました。
応援合戦ではポンポンを手にリーダーのかけ声に合わせ両チームの健闘を讃えました。
しっかり笑い、しっかり身体を動かし、心も身体も健康に過ごすことが出来たと思います。

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