2016年発刊 No.14 みんなのたより

2016年9月10日発行 社会福祉法人ヘルプ協会
伊丹市北園1丁目19-1
電話:072-777-0765
メール:gloria@helkyo.or.jp
ホームページ:http://heikyo.com/
FAX:072-777-0704
発行責任者:細岡雄二

ぐろ~りあ夏祭りが地域の皆様に支えられて
今年も盛大に開催されました

八月二十日(土曜日)、ぐろ~りあの夏の最大イベントの盆踊り大会、「第一六回ぐろ~りあ夏祭り」が、藤原保幸伊丹市長にも駆けつけていただき盛大に開催されました。
お天気にも恵まれ、夕方五時半からスタッフの「アーラン節」ではじまり、模擬店で出しているたこ焼きや焼き鳥などに地域の方々の長蛇の列が出来、また子ども向けのゲームも人気で、お祭りが終わる前には完売するほどの大人気でした。

祭りの最大のイベントはやはり、盆踊りです。踊り手には、北圏民謡会の方々が、太鼓には北村自治会の井田様が協力してくださいました。
ぐろ~りあ祭りは、伊丹市、地域の民生委員の方々、自治会、地域の住民の皆様のご協力とご理解があって初めて開催出来るお祭りです。
盛会のうちに終えられたことをご参加の皆様に感謝すると共に、ぐろ~がより地域に根ざした施設になっていけるよう職員全員で頑張っていきたいと思います。

7月は、岡村ヒロ子氏を講師にお招きして、
人権についての研修を行いました!

テーマは「人権」

日々の業務が終了し、午後六時から始まった研修には七四名の職員が参加しました。

岡村ヒロ子氏は大阪薫英女子短期大学大阪人間科学大学で教鞭をとられて、現在は茨木市の築五〇年の長屋で『ケアする人のケア』をコンセプトにつどい場「私空間」を運営されています。

サブタイトルは『Change Chance Challenge』です。
職員は事前アンケートに取り組みました。
岡村氏は、そのアンケートの結果を受けて、「①職員が今の自分に満足していない?②利用者との関わり職員間の人間関係・職場環境に「何か変?」と思っている③自ら、その改善策・解決策を考えていない?などといった、他力本願や自分の中に潜む既成概念。そういったものから自分の心を、思考を、身体を解き放ってみたらどうでしょうか。そうすることで案外、本来の姿が見えてくるのではないでしょうかと問いかけて、皆さんにお聞きします。あなたは誰のために仕事をしていますか?」との問い掛けから今回の研修がスタートしました。

研修内容は、
①人権とは(定義)、一人ひとりが等しく持ち合わせている人として尊ばれる権利である。
誰しもがかけがえのない存在であること=尊ぶ、これらは「奪われたくない、奪ってはならない権利」である。
②人権文化を育む。文化とは「人間の精神の働きによって長い年月をかけて創り上げ、人々の生活に根付いた学問・芸術・道徳・宗教・生活等々をいう」。人権という言葉を声高に口にしている間は人権文化が育まれている社会とはいえない。
③福祉分野での具体的な人権”尊厳の保持”、”プライバシーの保護”、”自己決定権”
④QOL、この考え方が福祉の分野に入ってきたのは平成一〇年頃。福祉のQOLは、(生活・人生の質=その人らしさ=自己実現)。

職員は二時間、しっかりと学びました。
岡村氏は、講義の終わりに介護という仕事は、人間の尊厳とプライドを最後までしかも日常的に生活面から保障するために不可欠な仕事であり、人権保障の最後の仕上げを担う働きであると結ばれました。

=研修を終えて=
・人権や尊厳という事を忘れてしまっては介護という仕事は成り立たない。(Aさん)
・人権を尊重するのがあたりまえになるなら、その時こそ「人権」が「文化」になるのだと思う。(Bさん)
・利用者ご本人が「自分が大切な価値ある存在として扱われている」という感情なり思いを抱いてもらえるように職員が接することが大切だと思う。(Cさん)
・人、それぞれに生きる、生きたいという気持ちがある。高齢になっても当然にプライドはあるのだから、相手を傷付けないように接していきたいと思いました。(Dさん)

デイサービス ぐろ〜りあ

夏祭り

ぐろ~りあデイサービスでは、毎年恒例の夏祭りを八月四日(木)~十日(水)の一週間行いました。
開催にあたってはボランティアの皆様方にひとかたならぬご協力いただきました。

夏祭りの初めには手作りのベビーカステラを召し上って頂きました。その後は輪投げで狙った商品をゲットし、ヨーヨー釣りでお孫さんへのおみやげもゲット。金魚すくいでライバルと競争し合い夏祭りの夜店の雰囲気を楽しんでいただきました。

午後はご利用者にはっぴを着て頂き、スタッフと一緒に盆踊りを踊りました。また、北村保育所の園児さん達が訪問してくださり祭りは最高潮です。
ぶる~むの利用者様も見学にこられ、その中で太鼓をとても上手に叩かれる利用者様もいらっしゃり、太鼓のリズムに乗って、よりいっそう踊りが盛りあがりました。

最後にはスタッフ全員が「よさこいソーラン節」を踊り、皆様に意気込みを見て頂くこともできました。
夏真っ盛りの暑い一週間でしたが、皆様と一緒に楽しい時間を過ごすことができました。

ぶる〜む

今年の夏はとても暑い日が続きましたね。体調に気をつけて9月をお過ごしください。

書画展に行きました

七月最終週に「神谷聴琴(ちょうきん)白寿記念書画展」を見に行ってきました。
ぶる~むデイサービスを利用している神谷かをるさんは「神谷聴琴」という名前で掛け軸の書や水墨画などの制作活動を行ってきました。
今回白寿を迎えるにあたり、過去の作品を集めて書画展を開催することになり、ご本人を含むデイサービス利用者と職員とで書画展に足を運びました。

見に行ったご利用者や職員は、素晴らしい書画の数々に感動しっぱなしでした。神谷さんのご好意で気に入った展示作品は持ち帰っても良いとおっしゃっていただいたので、数点を頂戴し、デイサービスのフロアで飾らせていただいています。デイフロアの雰囲気も、作品のおかげで素敵な空間になっています。

夏のミニバザー

七月末にぶる~むでミニバザーを開催しました。衣類や雑貨などを販売したり、子どもさんにも楽しんでもらえるようにとヨーヨー釣りも準備しました。
暑さが厳しかったものの、沢山の人が足を止めて、バザー品を購入してくださいました。
今後も地域の方々と楽しい交流が出来る機会を作っていきたいと思います。

デイホームタカさん家

タカさん家のご利用者は皆さん元気に夏を乗り切っておられます。
今回は暑い夏の日差しを少しでも和らげられるステンドグラスを作成して頂きました。
色々デザインを考えられておられましたが、カラフルなフイルムと黒色の画用紙で花火のステンドグラスになりました。

画用紙に大輪の花火を創造しながらハサミを入れていきます。この日は女性の利用者様ばかり。ハサミを動かす手とともに、会話も弾みました。
カラフルなフィルムを一つ一つ貼っていきます。一つのところに3色の色を配置するなどの細かい作業も丁寧にこなしておられました。

皆さんで色の配置を考えて夜空に浮かぶ花火が出来上がりました。十人十色の色合いの大輪が春に植えたゴーヤのつるの緑の前で咲きました。

前の畑で育てていた小玉スイカが立派に育ったので収穫し
ました。甘いスイカを皆さんと戴きました。

のっくおん栽培日誌

八月の夏真っ盛りの日、とうもろこしの収穫にいきました。このとうもろこしは五月に種を蒔き、水とたくさんの日光を浴びて育ちました。皆も収穫をとても楽しみにしており、男性の利用者中心でしたが、たくさんのとうもろこしを収穫する事が出来ました。
次はたまねぎとじゃがいもを植えようと思っています。また秋には安納芋の収穫も控えており今か今かと楽しみにしています。

地域の自治会の活動紹介

北園自治会
会長 喜多伸介さん

北園自治会は、緑(伊丹)水(駄六川)にはさまれて弓形をした形状の住宅地域で創立以来四十四年の歴史を持っています。会員は約百八十所帯ほどの小規模ながらまとまった自治会です。先日の市内いっせい清掃活動では、年配者だけでなく未就学児から高校生まで百名を超える会員が参加してくれました。

自治会の理事会は毎月一回開催されて、二五名の方が参加されています。ぐろ~りあからも参加させていただいています。
地域は、高齢化が進んでいますが、向こう三軒両隣を見守る「静かな見守り」活動を続けています。
自治会では、この地区に住んでよかったという実感を地域の方々にもってもらうため、バス旅行や三世代が交流出来る「北園ハロウィン」という行事(子どもたちがハロウィンの服装で自治会員宅を訪問してお菓子等をもらう)を3年前から実施しています。今年の北園ハロウィンは一〇月二九日(土)に開催されます。これにはぐろ~りあも協力させていただいています。
楽しい北園自治会です。

麻婆豆腐でスタミナアップ♪

今回は栄養たっぷりの豆腐を使用した麻婆豆腐をご紹介いたします。
豆腐には、良質のタンパク質をはじめ、コレステロールを下げる効果があります。
また豚肉と白ネギの組み合わせは、疲労回復に大変効果があります。そんな3つの食材を使用した麻婆豆腐を食べてスタミナをつけ残暑を乗り切りましょう!!

*麻婆豆腐* (材料)2人分
まめばたけ豆腐(次ページで紹介) 1丁
豚ひき肉 150g
白ネギ 1/2本
しょうが・にんにく 1かけ
豆板醤(トウバンジャン) 小さじ1
鶏ガラスープのもと・砂糖 大さじ1/2
醤油・酒 大さじ1

★ワンポイント★
豆腐は絹ごしでも木綿でもOK!
のど越しがいいのは絹ごし!
崩れにくいのは木綿!
食べ応えを考えながらお好みで♪

この麻婆豆腐はのっくおんの“豆腐工房まめばたけ”のお豆腐を使っています。

①フライパンに油をひき、みじん切りにしたしょうが・にんにく・白ネギを炒め、香りが出てきたら、豚ひき肉を加える。
②肉に火が通ったら、豆板醤(トウバンジャン)をお好みの量加え、調味料を入れて煮立たせる。
③ーロサイズに切った豆腐を加えて全体をからませて、水溶き片栗粉でとろみをつけて、仕上げにごま油を入れて出来上がり♪

障がい者就労に続支援B型事業所のっくおんの豆腐を
ぐろ~りあ玄関でも販売しています

=のっくおんの豆腐だけの製造方法=
のっくおんの豆腐”工房まめばたけ”で製造する豆腐は、原料の大豆をまるごと使用します。つまり、おからを出さない、大豆が持っている本来の栄養を余すことなく引き出したおいしい豆腐です。豆腐の原料は、大豆を生のまま超微粉砕したパウダーです(ロハソイパウダー)。粒の形状が丸く、粒度も細かくそろい、安定したパウダーで添加物を一切使用していない豆腐です。

<価格表>朝9時から午後6時の間、販売しています。
○木綿絹ごしとうぶ「の」 300g各190円
○充填とうふ「艶やか」ごま・ゆず150g 各130円
○充填とうふ「まめころ」3個入り 160円
○とうふの素「豆乳」500ml 300円
○その他、チーズケーキやドーナツなどの予約注文を承ります。お気軽にご相談ください。

=協同の部屋=
私たちは何故、組織の一員として仕事をしているのだろうか?組織で働くことについて考えたい。この点について、PFドラッカーは次にように述べている◆「組織本来の機能を人の強みを生かし、弱みを無意味なものにするところにあるとしている。個人の限界を補ってくれるところに組織の良いところがある」◆しかし、逆に感じている人もいるのではなかろうか。組織に所属していたら、顧客や先輩は自分の弱みばかりを突いてくるではないか?そう感じている人もいる◆それは、組織の仕組みに問題があり、組織本来の機能が果たされていない。組織の仕組み改善をしなければならない。また、自分自身の受けとめ方も改善しなければならない。もしあなたが先輩の立場にあるのなら、後輩に対して、彼らの強みを最大限に生かす責任があることを自覚しなければならない◆逆にあなたが後輩の立場にあるのなら、先輩の強みをどれだけ知る努力をし、その強みを己のものとして吸収しようとしたか考える。お互いを嘆き合う前に、やることがたくさんあるはずだ◆また、組織人は、組織の目的を共有し合うことによって信頼の絆を強めることができるのであり、組織の機能が高まっていくのであるつまり、お互いの強みを生かしあう関係が生まれるものだ。「人の強みを生かし、弱みを無意味にする」これが組織の本来の姿である。

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