2017年発刊 No.26 みんなのたより

2017年9月10日発行 社会福祉法人ヘルプ協会
伊丹市北園1丁目19-1
電話:072-777-0765
メール:gloria@helkyo.or.jp
ホームページ:http://heikyo.com/
FAX:072-777-0704
発行責任者:細岡雄二

地域とともに、「ぐろ~りあ夏祭り」が開催されました

8月19日(土)、ぐろ~り最大の地域イベントになっているで「ぐろ~りあ祭り」は、昨年よりもさらに参加者が増えて350人余りで盛大に開催することが出来ました。
今年は、北園自治会から出店もしていただき、地域ぐるみのお祭りにいっそう発展することが出来ました。
開会はヘルプ協会理事長中村一夫の挨拶で始まり、藤原保幸伊丹市長や伊丹市社会福祉協議会原田賀代子会長をはじめとしてご来賓も多く、ご挨拶をいただきました。
また、今年も松谷化学工業株式会社からは「松谷のおみそ汁」を下さり、地域の皆さまへのお土産としてふるまいをさせていただくことが出来ました。
オープニングはぐろ〜りあ職員有志による。恋するフォーチュンクッキーのダンス披露です。普通に踊るのは、もったいない?ということでクマのぬいぐるみの衣装やセーラー服、フラダンスの衣装等、思い思いの衣装をまとって、音楽にあわせてノリノリでダンスを披露し、拍手喝さいでした。
恋するフォーチュンクッキーが終わって、いよいよ盆踊りと夜店の開始です。
盆踊りでは北園自治会民謡会の皆さまが踊り手を、太鼓打ち手は北村自治会の井田様がつとめて下さいました。盆踊りの輪は地域の皆さんや子どもたちも参加し、まもなく2重、3重の輪にまで大きくなりました。

「小さな子どもたちも踊りの輪に」
盆踊りは子どもから、「ワッショイ伊丹が踊りたい!」「アラレちゃん音頭がいい!」とリクエストもあがり、北園自治会民謡会や地域の方々に交じって踊り、閉会まで途切れることなく盛りあがりました。
「北園自治会も出店」
夜店では焼きそば、フランクフルト、焼き鳥、飲み物や子ども向けのゲームコーナーもあり、たくさんの地域の方や子ども達であふれていました。ゲームコーナーでは、開始前から大勢の子どもたちが真剣な顔でヨーヨーつりをしてみたり、輪投げに挑戦していました。
飲食コーナーでは、今年は北園自治会の役員さんが出店をしてくださり、飲み物コーナーを盛り上げてくださいました。
「特養ホーム入居者も参加」
今年は、特別養護老人ホームぐろ~りあの入居者様もご家族のご協力いただき、祭りに参加しました。
「ビール3本目です!」「この焼き鳥おいしい!」「一緒に踊ってもいい?」と普段では見られないほどの笑顔があり、特に盆踊りでは、一緒に輪の中に入って踊る姿や曲に合わせて手拍子をされる姿が見られました。
「地域とともに」
あっという間の2時間半、350人を超える地域の方々のご参加盛大に終えることができましたぐろ~り祭りは、北園自治会、北村自治会、地域民生児童委員の方々、ボランティア、地域住民の多くの皆様のご理解とご協力があって開催することが出来ています。
今後も地域とともに歩む施設として取り組みを強めていきたいと思います。

特養ホームの皆さんもご家族や職員とともに参加されました。

デイサービス ぐろ〜りあ

デイサービスも夏祭り

8月3日(木)~9日(水)、デイサービスは恒例の夏祭りを盛大に行いました。
1週間にわたって、お昼からスタッフは浴衣に着替え、利用者のみなさんにはハッピを羽織って頂き、お祭りの始まりです。
始まりは恒例の「ひもくじ」?順番にひもを引いて景品を当てるゲームです。
景品にはかわいい”ブローチ”やきれいな”ピン止め”、幸運に恵まれそうなタオル、清掃業者公認?タオルなどもあり、大変な盛り上でした。
大喜びのあとは、盆踊りのスタートです。職員たちが、輪にな座って頂いているご利用者の中で踊り始めると、手拍子をされる方や座って踊られる方も出中には輪の中に入って踊られる方もおられました。
お隣の伊丹北保育所の園児たちは毎日参加して、歌やゲームを披露してくださいました。園児たちのかわいらしさに笑顔が溢れました。また園児たちが帰る際に、ご利用者1人1人と握手をすると園児たちのかわいさに涙ぐまれる方もいらっしゃいました。
夏祭りのフィナーレは、スタッフによる恒例の踊りの披露です。今年はAKB48の「恋するフォーチラクッキー」をかわいらしく踊りました。AKB48に仮装した?スタッフもおり、最後は大盛り上がりでした。「楽しいわ!」「踊りうまいね」とみなさんから嬉しいお言葉も頂きました。
ご利用者のみなさんはスタッフ共々、元気に今年も暑い夏を乗り切っています。

ぶる〜む デイサービス

毎月、お花の先生に来ていただき。フラワーアレンジメントをしています。
8月9日(水)は、お盆向けのお花を活けました。「先祖様を迎えられる準備ができた」「主人に早く、迎えに来てと頼むわ〜」など、和気あいあいと和やかな一時です。
先生からはみなさん、慣れてこられて個性豊かに活けておられてます。また皆さんの表情も、穏やかでほっとします。花から季節を感じてもらい自宅に飾って一瞬でも眺めていただけたらと思っています。

楽器も使って昔の歌に花が咲きます

音楽療法は、専門の先生にお越し頂いて月に4回開催しています。
季節の歌を選んで、演奏に合わせて皆さんの声がフロアいっぱいに広がります。時には楽器も使います。歌から昔を懐かしんでの話しに花が咲きます。笑顔の絶えない楽しい時間になっています。

デイホーム タカさん家

タカさん家農園、収穫

猛暑が続き、外に出るだけで汗がじんわり出る季節、タカさん家では農園で食べごろになったスイカの収穫をしました。
収穫したスイカはさっそく冷やしておやつの時間にみんなで食べました。「甘いなぁ~」と言いながら、美味しそうに召し上がっておられました。
タカさん家では、収穫後にプランターと農園に秋に収穫できる野菜と花の植え付けを準備しています。利用者さんと野菜は何を植えようか、秋に咲く花はなんだろうなどと話し合っています。

大豆のおはなし《1》

のっくおんで製造から販売まで行っている豆腐の素である大豆の栄養パワーをシリーズに分けてご紹介していきたいと思います。
今回は「たんぱく質」についてお話ししたいと思います。
世界の最長寿国になった日本。この要因の一つとして注目されるのが、栄養バランスの良い日本食です。日本人は古くから、米、魚、大豆などを食べ続けており、大豆をうまく食生活に取り入れてきたことも、現在の長寿につながっていると考えられます。
大豆(乾燥)の約30%はたんぱく質です。たんぱく質は人間の筋肉や内臓など体の組織などを作っている成分であり、生命維持に不可欠で重要な栄養素です。この大豆たんぱく質には、必須アミノ酸がバランスよく含まれており、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があるといわれています。また、肉や卵に負けないくらい良質のたんぱく質を含んでいることから、畑の肉」と呼ばれて。その消化吸収率は、納豆で91%、豆腐で95%もあり、とても効率のよい食品といえます。次回は、いま注目されている成分「イソフラボン」についてです。

のっくおんの豆腐は、もめんと絹の他に豆乳などがあります。
もめんと絹はそれぞれ1丁150円です。
販売はぐろ~りあでも販売しています。

シリーズ:在宅生活を続けるために IV

=なかなか続かないリハビリ=


今回はリハビリについてです。
リハビリは身体に良いとわかっていても実際やってみると読けるのがなかなか難しかったりするものです。身体がつらかったりなかなか楽しめず、やる気をなくして挫折してしまう高齢者の方も多いようです。身体がつらいのは仕方ありませんが、やる気は工夫次第で持ち続けることが出来るかもしれません。

モチベーションを維持するのは難しい
やる気を引き出し、モチベーションを維持するための対策をいくつか紹介します。
時間の経過とともにどんどん最初の頃のようなやる気が失せてしまい2週間も経過する頃にはすっかりライフワークから抜け落ちてしまうといった経験がある方もいらっしゃるでしょう。どうしても自発的にリピリする気にならなかったり、日々継続してリリを実施できない挫折感を味わってしまうそのままサボってしまいがち

マイベースが大事
リハビリは毎日続けていくことが理想ですが、一旦できなかったからと言ってあきらめてしまうのではなくできる範囲でマイベースで行うようにしましょう。はじめは一週間、次は一か月単位といったように長いスパンで続けられるよう、時にはお休みを入れると良いでしょう。体調の悪いときや気乗りしないときは無理して実施しなくても「今日はお休み、明日はやろう!」と軽く捉えておくのも良いですね。

見た目から入る
リハビリを続けるためにもわかりやすい目標を立て、ウチやシャーズにこだわりを持つのも一つやる気を維持する方法です。見た目から入るというのは単純なことですが、ウエアやシューズに気合を入れると気持ちにまでスイッチが入り、モチベーション維特に効果が出ることもあるのです。

家庭でできるリハビリ体操
今回は家庭で簡単にできるリハビリ体操を紹介します。
《音のリハビリ体操》
1、首を前に倒します
2、今度は後ろに倒します
3、右に倒します
4、左に倒します
5、首を右にねじりましょう6、首を左にねじりましょう
※それぞれ5秒ずつゆったりと行いましょう
7、首を右回り、左回りに3回ずつ回します
《肩の上運動》
1、肩をすくめるように上げます
2、ストンと落としましょう
※これを10回行いましょう
《グー、パー手開き》
両肩の前で「ぐー」と声を出しながら手をしっかりにぎる。「パー」と声をだしながら手、指を大きく開く「ガー」「パー」8回繰り返す。
《肩まわりをやわらかくする「腕振り」》
1、胸をはり、腕を前後に軽やかにふる。
2、胸の前に手のひらを内側にし肩の高さに手を上げたり、下げたり繰り返す。この時、足は肩幅に開きつまさき、かかとを交互にあげる。
3、ひじの高さに手のひらをあげて両腕を前後にふる。足は幅に開き、つまさき、かかとを交互にあげる。
《転倒防止「足首をまわす」》右足のつま先を床につけて足首をぐるぐると時計まわりにまわす。同じ右足で反対まわしをする。5回ずつ行う。
左足も同様にかかとを床につけ足首をぐるぐると時計まわりにまわす。反対まわしをする。5回ずつおこなう。
《サラックス「ぶらぶらほぐし」》両手を肩の位置で手首をぶらぶらとふりながら下ろす。ももをたたきながら体を左右にゆらす。

法人職員全体研修「苦情対応」

「苦情はサービス改善の契機」

ヘルプ協会では2か月に1回、法人職員全体研修会」を開催しています。第2回目が去る7月21日に82人の職員の出席で開催されました。
第1回目の「自己覚知」に続き今回は「苦情対応」について学びました。細岡常務理事による講後、7~8人でグループをつくりグループディスカッション形式で事例検討を行い、話し合った内容発表しました。
苦情クレームはないに越したことはありませんが、私たちの仕事は対人サービスであるために苦情は避けて通ることができないことも実際です。
苦情は、利用者様やご家族様の「期待を裏切られた」という思いから発生します。
期待していたからこそ「実際には違った」と感じられ、苦情、クレームにつながります。その時私たちがするべき事として真摯にその思いを受け止め、まず不快な思いをさせてしまった事への謝罪とお話を傾聴させて頂くということ、上司に迅速に報告する事あらためて学びました。報連絡相談の大切さも再確認しました。そして、ご利用者やご家族の「本当はこうして欲しい」という思いを汲み取り、ご利用者の不満を解消し改善策を講じなければなりません。
苦情を受けることは、私たちにとってサービス改善の契機ととらえ、積極的に活用する事が大切だと学びました。ヘルプ協会の職員は、法人理念の「協同と信頼を基盤に人間の尊厳と人権を守る」に沿ったサービスを提供させていただきます。そのために職員はさまざまな研修を通し介護技術、知識の向上に努めています。
研修後のアンケートでは、グループディスカッションの時に日頃は話す機会のない他事業所の職員と話ができて、いろいろな意見が聞けてよかったなどの感想が多数ありました。
次回の法人職員全体研修会のテーマは「接遇」です。

協同の部屋9月
伊丹中央の法巌寺に力強い旺盛な樹勢の巨木がある。幹周り6.2m樹高約28m推定樹齢500年、室町時代の楠木だ伊丹市文化財保護条例第1号であり、兵庫県天然記念物として指定を受け近畿3大楠木のひとつとなっている日本の巨木は、環境庁の調査において上位10本中3本までが楠木で占められている。日本において最も太くなる樹種が楠木であると調査結果がでている楠木は、樹木全体から香気の香りが漂い、葉っぱを揉んで臭うと鼻に「ツン」とする「樟脳」の匂いがする。樟脳とはすなわち楠木の枝葉を蒸留して得られる無色透明の固体のことで、防虫剤や医薬品等に使用されている◆カンフル注射のカンフルはこの脳を指しており樹木全体が虫除となっている。楠木は逞しく生命力を持つ長寿の木とし寺院、神社の境内に植えられており、巨木は、神木として祀られている◆法巌寺は、現在も枝振りは力強く、旺盛な樹勢を保っている。境内に入ることはできないが、塀越しに見上げても、その力強さを感じる◆近年では、台風の被害にあい、大枝が折れてしまう被害もあったが、自然の驚異にも負けずに、そこにあ続ける存在である◆500年もの間、静か地上を見守り続けている。阪神大震災でも折れなかった大楠、平和を願いこれからも伊丹の街を見続けて行くだろう。

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