2017年発刊 No.27 みんなのたより

2017年10月1日発行 社会福祉法人ヘルプ協会
伊丹市北園1丁目19-1
電話:072-777-0765
メール:gloria@helkyo.or.jp
ホームページ:http://heikyo.com/
FAX:072-777-0704
発行責任者:細岡雄二

ライオンやチーターに大騒ぎ、のっくおん一泊旅

9月21日~22日、のっくおんは利用者18名、OB4名、職員7名の29名で南紀白浜温泉に親睦旅行に行ってきました。
お天気も良く、最初の行き先のなんばグランド花月では漫才語吉本新喜劇を鑑賞しました。のっくおんのみなさんは笑いのツボにはまってしま大笑い。すこし周りのお客さんに迷惑がかかってしまったかもしれません。2週間後くらいにテレビ放送されるのが楽しみです。
吉本鑑賞後は、早々にお土産を買われる人も多くあり、ちょっと買いすぎじゃない?と心配するくらいでした。
昼食も食べて南紀白浜に向けバスが出発です。DVD鑑賞する人、お昼寝する人様々でしたが、気分の悪くなる人もなく、無事に白浜温泉に到着しました。
ホテルの目の前には大海原が広がっていました。のっくおんのみなさんは白良浜の美しい海岸を散策する人や温泉で疲れを癒す人などひとしきり思い思いに過ごされ、誰もが楽しみにしている宴会までウキウキ、ワクワクといった感じでした。

歌って踊って大賑わい

初日の最大のイベントは「宴会」です。
始めは、嵐の前の静けさではありませんが、新鮮な魚介類が中心美味しい料理にみんな舌鼓、カラオケタイムに突入すると様子は一変し、大半の人がステージに上がり、歌ったり踊ったりと楽しいひとときを過ごしました。

サファリ号に乗って動物の世界へ

イルカライブショーでクジラも登場

生憎の雨模様になった二日目の朝、夜はよく眠れた人、ほとんど眠れなかった人もいましたが、集合時間に全員集合し、アドベンチャーワールドに向かいました。
サファリ号に乗って、草食動物のゾーン、肉食動物のゾーンを周回しました。ライオンやチーターが車の間近まで接近してくると迫力満点でみなさん大騒ぎ!
続いてのイルカショーではイルカやクジラが人間との絶妙なコンビネーショでショーを繰り広げ、見どころがいっぱいでした。
この後のアニマルランドでは、鳥類からほ乳類、大小様々な動物たちによるおもしろおかしなショーを鑑賞しました。遊園地は、少し雨も降っていましたが、屋根がある小さなジェットコースターもあり、楽しいひとときを過ごしました。昼食は、とれとれ市場でお買物もして帰路につきました。帰りのバスでは恒例のビンゴ帰りのバスはビンゴゲームで沸きました。
大会が開催され大賑わいでした。賑やかなの?おん一泊旅行は無事に伊丹に戻ってきました。

ぐろ~りあデイサービス

貼り絵の大作は「青空とひまわり」

今回は、ぐろ~りあデイサービスのレクリエーションの様子をご紹介します。
ぐろ~りあデイサービスでは、皆さんと一緒に行う集団ームのレクリエーションやご利用者の好みに合わせた個別レクリエーションを行います。
集団で行うレクリエーショでは、皆さんで点数を競い合って大いに盛り上がります。
個別に行うレクリエーションは脳トレの教材等を使って頭の体操をしたり、塗り絵をされた将棋を楽しまれる方もおられます。
今回は9月の「お月見」の壁飾り作りの様子をご紹介します。ぐろ~りあデイサービスは、季節に応じた制作物を皆さんと作り大変喜ばれています。出来上がった作品はお部屋に飾ったり、玄関に飾っている方もいらっしゃいます。
ウサギやお月さまは事前に用意してあるものを画用紙に貼っていきます。すすきの穂は、茶色の毛糸を好みの長さに切って、ねじっ穂に見立てます。出来上がった作品は皆さんで見せあい、「きれいに出来たね」「かわいらしいね」などと喜ばれていました。
また、この夏は大きな壁画を作成しました。この大きな「青空とひまわり」の絵は、7月頃からA3サイズの紙に色塗りをしていただき、その作品を繋ぎ合わせてひとつの壁画にしたものです。壁に掲げた際には皆さんより大きな拍手が沸き起こりました。

デイホーム タカさん家

花や野菜づくりがブームです

タカさん家では、お一人に一つ、プランターで花や野菜を育て頂く取り組みを行っています。
お花を植える方や、野菜を植える方さまざまですが、早く咲いたり実ることを楽しみにされていて、来所された際にはご自分のプランターに水まきをして頂くのが日課となっています。日々の成長がとても楽しみなタカさん家です。
また、タカさん家農園は実りの季節です。

筋力トレーニングがブームです

最近タカさん家で皆さんが熱中して行われているのは筋カトレーニングです。毎朝、来所時のバイタルチェックを行った後に、机の上に置いてある筋トレグッズを手に持ち、「カチカチ」と音を鳴らしながら手の運動をされている方や、足に重りをつけて歩くトレーニングをされる方などがいらっしゃいます。
筋トレをタカさん家で行うようになって、他のリハビリデイサービスに行かれている一人のご利用者が、「力の数値があがったの!」と嬉しそうに話して下さったり、足に重りをつけて動く事によって足の浮麺が改善されたという方もいらっしゃいます。
夜、こぶら返りがなくなって寝やすくなったとおっしゃる方もいて、今では来所されたらす自発的に筋力トレーニングを行います。
トレーニングをおこなった方にはタカさん家特製のカードにスタンプを押させていただきます。
スタンプの活用で、ご利用者間では、「僕はやったからね!」「私は力の運動を20回したよ!」と自主申告がされて、会話も弾んでいます。

ぶる〜む デイサービス

お彼岸おはぎ作りました

9月は”敬老の日”と”お彼岸”です。
ぶる~むでは、おやつにみなさんでおはぎを作りました。
ご飯や餅米をつぶすのを「はんごろし」というんやで!昔はよく作ったな〜」また、「秋はおはぎはぼた餅というんやで!」とにぎやかに会話も弾みました。
やがて丸めてあんこを包んだりきなこをまぶしたりして美味しそうなおはぎが出来上がりました。
スタッフも一緒に、美味しくいただきました。「ごちそうさまでした」

<これからのぶる~む>
ぶる~むデイサービスでは、看護師さんも加わって生活リハビリをおこなっていますが、新たに足の筋力強化や意欲の向上につながるリハビリを午前にしっかり取り組めるよう検討中です。在宅生活を継続させ、生活の質を向上できるようにいっそうリハビリに取り組んでまいります。

=在宅生活を続けるために=シリーズ3
今回の担当はデイホームタカさん家です

<家でできる脳トレ>
最初にご紹介させていただくのは、家でもできる「脳トレひとりでじゃんけん」です。
じゃんけんを下の2枚の写真のようにひとりで行います。
やり方はとても簡単です。右手(左手)だけを勝つように両手でじゃんけんを行うのです。これを何回か繰り返し行います。
一見簡単そうに見えるのですが、実際行なってみたらあら不思議!なかなか、片方だけが勝つように意識してじゃんけんするのは簡単ではありません。最初はほとんどの方が、片方だけを勝つようにしようとしたら後出しになってしまって、その場が大笑いになってしまいました。
タカさん家のご利用者におこなってもらった所、みなさん「むずいわー」「簡単そうやのに」とおっしゃる方が多かったです。
それでもしばらくやっていると、「これ頭使うね」とか「これはぼうっとした時にできるからいいね」などとおっしゃる方や「座ってテレビを見ながらできるね」、「お風呂にぬくもりながらでも出来るよ」などと話しが弾みました。

<百円均一で筋トレ>
次にご紹介するのは、簡単に購入できる、それも百円均一一のお店で手に入る筋トレグッズです。
タカさん家のページでご紹介させていただいた筋トレを行う時の道具は、本格的なものはけっこう高価ですが、安価なものでは百円均一で手に入るものばかりです。
日々の暮らしに百円均一のお店で手に入れた道具で筋力トレーニングを始めてみませんか。

大豆のお話(2)

今回は「イソフラボン」についてお話ししたいと思います。
「大豆イソフラボン」とは、主に大豆の胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種です。
大豆イソフラボンは、大豆の「えぐみ」の原因物質として知られてきました。イソフラボンは、大豆をはじめ、(主に根の部分)、クローバーなどのマメ科の植物に多く含まれています。ここで、「フラボノイド」とは、植物に広く含まれるポリフェノール成分の大分類の一つをいいます。イソフラボンのほか、カテキン、アントシアニン、ケルセチン、ルチンなどがフラボノイドに属します。では、大豆イソフラボンが注目されているのはなぜでしょうか?
「大豆イソフラボン」には8つの効果効能があるといわれています。

①更年期障害の症状を緩和する効果・・・更年期の日本人女性58人に、大豆イソフラボンを一日40mg、4週間摂取させたところ、更年期障害の症状であるほてりが緩和され、高血圧患者での収縮期および拡張期血圧が有意に低下しました。
②抗酸化効果・・・大豆イソフラボンの一つであるゲニステインは、強力な抗酸化活性を有することが分かっています。具体的には、ゲニステインは、体内で発生した活性酸素を中和し、過酸化脂質の発生を抑制します。
③「
世界有数の長寿国である日本では、乳ガン、前立腺ガンなどの発生率が低いことが注目され、その関連する要因として、食事の特徴が挙げられています。その中で、日常的に摂取されている大豆食品(豆腐、納豆、味噌など)については、低脂肪であり、植物性タンパク質、カルシウなどの栄養素にむ食品として、日本人の健康的な食事の要因となっていると考えられてきました。
このような経緯から、大豆食品中に含まれている成分として、大豆タンパク質などとともに、大豆イソフラボンが注目を浴びています。
=次号に続く=

協同の部屋 十月
日本初の看護介護の『書家須知』は、江戸時代(一八三二年)に平野重誠が書いた本である◆その内容は、大麦は、利尿作用がある。消化が悪いので、胃腸が弱く下痢などをしている病人には控えめにすべきだとかかれてある◆肉・脂・米などうまい食べものを食べすぎ病気になった者には、日常のご飯として大麦を使うようにする。わさびは、胃腸の消化をよくし、腹痛を治し、気のふさぎを払う効果がある◆薬のひとつとして「和気散」がある。一切の邪気、怒気、抑うつ、不平の気を治す。「忍」の字一個、「忘」の字一個、二つを細末にして声を出さずに唾液を用いて飲み下す。あるいは、まず「忍」を服用すれば、一時のわずらいを忘れ、さらに続いて「忘」も服用すれば、死ぬまで憂いはなくなる◆江戸時代は、現代のような医療施設や老人保健施設はないので、病人や老人は自宅で看護介護されるのが当たり前だった。だから病家須知」は自宅で看ることを書いている。誰でも慣れ親しんだ自宅で看病されたいし、最期は自宅の畳の上で迎えたい、親もそうして送ってやりたいし、自分もそうでありたい。子どもたちに病者と暮らすことや日常の中で死の経験をさせることにもなる。そこには、在宅看護介を大事にした家族の助け合いがある。『病家須知』は在宅看護介護について参考になる書物である。

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