今年の夏は、猛暑と長雨が特徴的でした。9月に入っても厳しい残暑が続いています。引き続きコロナウイルスが拡大し、緊急事態宣言が発令されています。利用者様からも「外出したい」「カラオケがしたい」という要望がありますが、我慢をして頂いています。熱中症対策の水分摂取やコロナウイルス対策についても利用者様と共に考え、 実行し、コロナ禍においても出来る限り楽しく満足が出来るサービス提供を心がけていきたいと思います。
口腔機能訓練実施について
口腔機能訓練のアセスメント・モニタリング~ 【実施の内容 】
ぐろ~りあデイサービスでは、“口腔体操” の実施や、“歯磨き” など以前より口腔機能向上に強化して取り組みを行ってきましたが、4月から口腔機能向上加算を取得することになり、今まで以上に力を入れて口腔機能の向上に努めています。
「食べる」「話す」「笑う」「呼吸する」など、私たちが生きていく上で重要な役割を果たしているのが口腔機能です。食べ物をかむ機能や飲み込む機能は年を重ねるにつれて低下していきます。「固いものがかみにくい」「ロがかわく」「むせることが多くなってきた」等の口腔機能低下に歯止めをかけることが、口腔機能向上プログラムの目的です。
口腔機能訓練加算実施の際には、
- 聞き取り調査
「咀嚼機能」「嚥下機能」「口腔乾燥」「咀嚼力」などを聞き取っています。 口臭・自発的な口腔清掃習慣・むせ・食事中の食べこぼし・表情の豊かさなども確認していきます。 - 課題把握の為のアセスメント・モニタリングの実施
口腔内の詳しい観察の他に、いくつかテストを行います。
「反復唾液下テスト」・・・椅子座って頂き、30秒で“ゴックン”とつばを飲み込むことを繰り返し行い、飲み込んだ回数を記録します。値が30秒間で3回未満の場合は、誤嚥を起こす可能性が高いと言われています。
「オーラルティアドコキネシス」・・・唇の動きを評価する“パ”、舌の前方の動きを評価する“夕”、舌の後方の動きを評価する“カ”の3つの音をそれぞれ繰り返しなるべく早く発音し、10秒間測定して1秒間に換算して計算します。4回以下であれば舌の動きに問題ありと判断します。
「うがいテスト」・・・左右別々、両方の頬のふくらましが繰り返して出来るか確認します。
実際にモニタリングテストを実施したところすべての方が「問題あり!」の結果となってしまいました。きれいに磨けていても飲み込みに時間がかかる方や舌の動きに問題がある方が多く見られました。この結果に基づき個別に改善計画書を作成し日々、ケアを行っていきます。
ぐろ~りあデイサービスでの実施について
ぐろ~りあデイサービスでは、排泄チェック表に記載されている方の口腔ケアを実施しています。実施したら歯ブラシチェック
下記の排泄チェック表・口腔ケア表に”OX”を記入します。
1人1人の口腔ケアについての注意点方法は表下側に記載していて、スタッフ全員が確認出来るようにしています。また、歯ブラシを忘れた場合でも必ずうがい等、口の中をゆすいで口腔内の衛生を整えています。
利用者様にも掲示板等で口腔ケアについてお知らせしています。皆様、意識して取り組んでおられます。
ぐろーりあデイサービスではさらに口腔機能の向上のパワーアップを行います!!
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