2018年発刊 No.32 みんなのたより

2020年4月発行 社会福祉法人ヘルプ協会
伊丹市北園1丁目19-1 電話:072-777-0765
ホームページ:https://helkyo.com/
発行責任者:福岡雄二

ヘルプ協会の理事長が交代しました

平成30年4月1日付けで社会福祉法人ヘルプ協会の理事長が中村一夫より細岡雄二に交代いたしましたことをご報告いたします。理事長交代後も法人一丸となり、福祉・介護の発展のために努力してまいりますので、今後も当法人の運営にご支援・ご協力を賜りますようお願い致します。

この度、理事長を退任することになりましたので一言ご挨拶を申し上げます。平成27年、木谷前理事長からお声がかかり社会福祉法人を立ち上げた一員として短期間であればということで理事長職をお引き受けしました。退職後の10年近いギャップはなかなか埋めがたく、介護保険の環境も随分厳しくなってきました。
これからは、経験とともに法的な知識も大変重要となってきます。さいわい次期理事長をお願いしました細岡氏は法学部を卒業され福祉施設での経験も豊富ですので、これからの介護保険事業を乗り切っていくには適任だと思っております。
ぐろ~りあの入り口に掲げさせていただいた名盤の600名近くの人々の思い引き継ぎ発展させていってもらうには近隣の自治会の皆様をはじめ、行政の各部署のご協力も当然必要となってきます。
戦後、失対事業で働く人たちが作った労働組合が、失対打ち切り後、事業団となり仕事起こしを中心に協同組合、企業組合、そして社会福祉法人へと発展してきました。「戦争に反対し、この世の中から失業と貧乏なくそう、元気で働ける間は働き、働けなくなったらみんなで面倒を見合おう」という気持ちはいつまでも持ち続けていたいものです。
人生の歴史からいっても短い期間でしたが、ありがとうございました。これからのヘルプ協会をよろしくお願いします。
前理事長 中村一夫

さて、私儀
このたび中村一夫前理事長の後任として社会福祉法ヘルプ協会理事長に就任いたしました。
運営にあたりましては、ヘル協会の理念、「協同と信頼を基盤に人間の尊厳と人権を守る」を柱に、評議員会及び理事会で議決された方針・目標を職員とともに確実に実践してまいりたいと思います。
また、厳しい情勢下ではありますが、法人の事業方針をやりきることで予算を達成して職員の処遇改善にも努めてまいります。
つきましては、身に余る大役ではございますが全力を尽くして法人運営と地域福祉の発展に努める所存でございますので格別のご指導とご鞭を賜りますよう伏してお願い申し上げますまずは略儀ながら書中をもちまして就任の挨拶を申し上げます。
平成30年4月 吉日社会福祉法人ヘルプ協会理事長 細岡雄二

機能訓練が充実します!!

ぐろ~りあデイサービスでは、4月から利用者様が住み慣れた地域(自宅)で生活が送り続けられるように一人ひとりの身体状況や目標に合わせた個別の機能訓練を理学療法士と新たに看護職のふたりの機能訓練指導員が中心になって提供できるようになりました。機能訓練にはIとIIの2種類があります。

機能訓練Ⅰ・Ⅱってなに?

機能訓練1は、ご利用者の主に「身体機能に直接的に働きかけるプログラム」や「疾患疾の維持と予防を行うプログラム」を目的として取り組む個別又は小グループで行う運動プログラムです。
メニューでは、生活意欲を増進する訓練項目を複数準備しています。例えば、筋力トレーニングやストレッチ関節可動域)、協調性訓練バランス訓練などに咀嚼嚥下訓練などがあります。
機能訓練2は、日常生活を営むために必要な5つの生活目標に対して機能訓練メニューを提供します。
具体的には、寝返り起き上がりなどの基本動作」やトイレ替えなどの日常生活活動」、洗濯、掃除などの「家事手工芸などの「趣動作」、囲碁味活動」、町内会への参加などの「社会的活動」のメニューを提供させていただきます。

ぐろ〜りあデイサービス

看護職の“機能訓練指導員”紹介

こんにちは。3月より勤務させていただいています三宮(さんのみや)と申します。
私はいままで病院勤務を経て、訪問看護、介護が必要な方が住まわれる”特別養護老人ホーム”、認知症の方が住まわれる”グループホーム”に”デイサービス”は一般型と認知症型、相談業務の“居宅支援事業所”に“地域包括支援センター”では主任介護支援専門員として勤務してきました。そしてこの度は“ぐろ一りあデイサービス”で機能訓練指導員として、理学療法士といっしょに勤務させていただくことになりました。
機能訓練と聞きますと”何をされるのか..”と不安になる方もいらっしゃるかも知れませんが、日々の生活の中で困っておられることを解決するためのリハビリと思っていただいたらと思います。4月から順にご自宅を訪問させていただきます。“階段や玄関の上り下りがしんどい””床に座ったら立ち上がりしにくい””トイレの便座から立ち上げるのがしんどい””オムツが交換しにくい””いつも同じところでつまずいている”等々何でもご一緒に少しでも改善できるようお手伝いいたします!ご利用者の皆様・ご家族の皆様にお会いできることを楽しみにしています。よろしくお願いいたします。
三宮美穂子

=ヘルプ協会法人全職員研修会=
認知症の人との関わり方について
~理解することから深めて~

3月20日(火)、2018年度第6回の全職員研修会を開催しました。
今回は、認知症の人と家族の会の阿部佳世事務局長にご講演していただきました。阿部佳世さんはオーボエ奏者もされています。ご講演の中ではバッハ作曲のG線上のアリアを、講演終了後には中村理事長のリクエストで「赤とんぼ」の演奏をして下さり、仕事疲れが癒される素敵な音色を聞かせて下さいました。

今回の研修テーマは認知症です。阿部佳世先生には「認知症の人とのかかわり方について~理解することから深めて~」ご講演頂きました。また、4月からは介護報酬改定がありましたので、今回の改定について、「認知症の人と家族の会」としてどのように評価しておられるのかも教えて頂きました。要約してお伝えします。

認知症の人と家族の会の始まり

「認知症の人と家族の会」は、1980年1月20日に京都で「呆け老人をかかえる家族の会」として全国から集まった人々で結成されました。集まった人たち約90人は涙ながらに日々の介護のつらさを語り、一方で自分よりももっと苦労している人々がいることも知ったと言われます。
認知症に対する偏見や差別が強く残っている時代でもあり、孤独に介護を続ける方が多い中で、参加者は大きな励ましと勇気を得て各地でつどいを開いていきました。
全国組織の「家族の会」の活動の始まりです。

5人にひとりが認知

団塊の世代が75歳以上となる2025年には、認知症患者数は700万人前後に達し、65歳以上高齢者の約5人に1人を占めると予測されています。そのような時代になっていく中で、認知症の方を支えているご家族のつらさや苦労を介護者が知ることはとても大切です。100人の認知症の方がいれば100人対応が違うと言われるように認知症の症状の理解には難しさがあります。

認知症という病気を知る

利用者が安心して介護を受けることが出来るようにするためには、認知症という病気、認知症の人の気持ちやその世界、認知症の人を介護する家族の苦労や思いを知らなければなりません。
認知症は誰もがなりうる病気です。だからこそ正しく理解することが必要なのです。利用者の症状を知ることによってやさしくもなれます。
認知症の人の中には、社会生活や家庭生活がほとんど支障なくできている人もいれば、激しい症状が出ている人もいます。寝たきりになった人もいます。一方で認知症と診断されても何もかも分からなくなるわけではありません。喜怒哀楽の感情もプライドも持っておられます。「心は生きている!」です。

9大法則・1原則

認知症を理解し、上手な対応ができるようになるように工夫したのが、「認知症をよく理解するための9大法則・1原則です。その第1法則は、記憶障害に関する法則です。初めて言ったこと、見たことやったことを直後には忘れて、またさっき食べたことも忘れるというようなことです。第2は症状の出現強度に関する法則です。相手が身近であるほど自分の思いを強く出すといった特徴です。第3には自己有利の法則です。自分にとって不利なことは認めず、都合の悪いことは忘れる。第4はまだら症状の法則。しっかりとした状態と認知症状のみられる状態があります。第5は感情残像の法則です。言ったり、聞いたり、行ったことはすぐ忘れますが、感情は残像のように残ります。第6はこだわりの法則、第7は、作用・反作用の法則です。認知症の人に対して強く対応すると、強い反応が返ってきます。認知症の人と介護者の間に鏡を置いて、鏡に映った介護者の気持ちや状態が認知症の人の上体です。第8は症状の了解可能性に関する法則。第9は衰弱の進行に関する法則です。
原則は、認知症の人の形成している世界を理解し、大切にします。その世界と現実とのギャップを感じさせないようにすることです。
認知症にはいろいろな症状がありますが共通することは、脳の変化による知的な能力の低下か仕事や生活に支障が出てくることです。家族だけの介護には限界があります。介護保険制度などの社会的支援が必要になり、専門職や地域の支援も重要になります。

介護報酬が改定されました

1月26日、厚生労働省の社会保障審議会介護給付費分科会で新たな介護報酬が示されました。全体としては、0.54%の引き上げです。今回の報酬改定の特徴は介護の基本的な考え方を揺るがしかねない新しい加算による報酬が広がりつつあることです。医療の発想を介護の現場に持ち込む危惧があります。治療の視点からでは「生活を共に」という介護本来のあり方が歪んでしまう恐れがあります。
また、訪問介護の生活援助切捨てや時間短縮は、家族や介護者の負担を大きくするだけです。

安心して暮らせる社会を

認知症になっても、介護する側になったとしても人として受け入れられる時代。尊厳が守られる人生を送ることが出来、安心して暮らせる社会の実現を希求します。
(文責・本)

協同の部屋 4月
団塊の世代(1947年~49年に生まれ)が2025年には、75歳以上となその人数は810万人となる◆団塊の世代は、終戦直後に生まれている。戦前の封建性と戦後の民主主義の相矛盾す教育で古い価値観と新しい価値観を併せ持っている◆つねに隣人や周囲から後れを取ってはいけないという環境の下で育った結果、強い競争意識と闘争心を身に付けざるをえなかった。◆その特徴は、群れたがり、理屈っぽく、帰属意識が強いとも言われている。団塊の世代は、これまで社会の様々な分野の第一線で活躍してきた経験を活かし、今後の高齢社会を先導する役割が期待されている◆介護の仕事においては、団塊の世代が利用者の主流となる。介護者は受け手として団塊の世代の特徴を熟知することが求められる◆更に戦後「時代の担い手」として活躍してきた人たちなのでプライドが高いことを知り武勇伝を含む人生の経験談を聞くことが必要である◆私たちは、団塊の世代を始め高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けるには利用者や家族との協同働く仲間との協同地域市民と他団体との協同による「協同組合福祉」による寛容心で接していくことが大事である。

デイサービスぶる〜む

今年は例年に比べて早い開花宣言とともに一気に満開に。
「弁当持って花見に行きたい」とのご希望にお弁当を作って昆陽池公園”に出かけました。初夏を思わせるような気温で「外で桜を見ながらのご飯は美味しい」「今までに花見に行ったのは2回くらい。今日で3回目」みんなで桜を見て楽しい」などなど、桜の花びらが舞う中でお弁当を食べたり、散策したりとゆったりとしたひとときでした。

デイホームタカさん家

紙飛行機飛ばし

お天気がよかったので、皆さん思い思いに紙飛行機を折って外で飛ばしました!
「懐かしいなぁ〜」「子どもによく折ってあげてたわ!」とお話しされながら、色んな形の飛行機が完成しました。

ご提供いただけるバザー用品大募集中!です

皆さまにおかれましては、時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。また、平素は社会福祉法人ヘルプ協会にご理解とご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。さて、5月27日にぐろ~りあにおきまして、バザーを開催いたします。つきましては品物のご提供を、下記の方法にてご協力お願いいたしたくお願い申し上げます。

《パザー物品を集める期間》
4月20日(金)~5月18日(金)9:00~17:00
※申し訳ありませんが、日曜日は担当者が不在ですのでご遠慮ください。

《お届け頂く場所》社会福祉法人ヘルプ協会の各事業所

ぐろ〜りあ伊丹市北園1丁目19-1電話072-777-0765(担当:竹下)
ぶる〜む伊丹市南野北1丁目3-44電話072-779-9300(担当:山根)
ぐろ〜りあ東野伊丹市東野1丁目6番地電話072-779-5335(担当:日当瀬)
のっくおん伊丹市中野西3丁目23電話072-777-3532(担当:三村)
※お手数ですが、品物は上記の各事業所にお持ちいただけると助かります。よろしくお願い致します。

《ご提供いただきたい物品》

☆生活用品、食器、雑貨→新品、美品
☆台所用品、タオル、洗剤、石鹸、毛布、シーツ布団→新品
(欠けているもの、壊れているものはご遠慮ください)
☆くつ、かばん、小物→新品、美品
☆ベビー服、おもちゃ(ぬいぐるみは集めません)→新品、美品大人服・子供服→新品、美品
☆食品(缶詰・調味料油飲み物等)
賞味期限が9月以降のもので、常温保存できるものをお願いします。
☆電気製品→中古品、壊れているものはご遠慮ください。
☆募金も募集していますので、ご協力よろしくお願い致します。
☆当日の販売や事前の値段付けでボランティアのご協力をいただける方を募集しています。ご連絡をよろしくお願い致します。

《お問い合わせ先≫
ヘルプ協会バザー実行委員会
電話:072-777-0765
(竹下)

ヘルプ協会がくろ~りあで
大バザー開催
物品販売(バザー)

5月27日(日)10:00~15:00
会場:ぐろ~りあ横北村センター駐車場
※雨天決行の予定です

主催:社会福祉法人ヘルプ協会

ぐろ〜りあ伊丹市北園1丁目19-1電話072-777-0765
ぶる〜む伊丹市南野北1丁目3-44電話072-779-9300
ぐろ〜りあ東野伊丹市東野1丁目6番地電話072-779-5335
のっくおん伊丹市中野西3丁目23電話072-777-3532

この他にも楽しいことを企画中!
豆腐入りお好み焼き コーヒーとケーキ
=ご提供いただけるバザー用品を募集しています。前のページをご覧ください=

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