2017年発刊 No.23 みんなのたより

2017年6月10日発行 社会福祉法人ヘルプ協会
伊丹市北園1丁目19-1
電話:072-777-0765
メール:gloria@helkyo.or.jp
ホームページ:http://heikyo.com/
FAX:072-777-0704
発行責任者:細岡雄二

のっくおん玉ねぎの収穫

お天気に恵まれた5月18日、のっくおんが玉ねぎの収穫をしました。年末に苗を植えて、水やりをしたり、草抜きをして成長を見守きました。のっくおんは、5月にな緑化事業が本格的に始まり、清掃もぐろ〜りあで毎日3人が従事し、東野サービス付き高齢者向け住宅の清掃も週に3日が5日になって、収穫の日がなかなか決まりませんでした。
当日は、朝9時から緑作業に行った仲間たちとは別行動になりましたが、ご利用者12名と職員4名で収穫作業を行いました。
玉ねぎは大小、形はふぞろいでしたが、おいしそうなたまねぎをたくさん収穫しました。のおんご利用者は土とたまねぎの臭いを体に染みこませて帰ってきました。
農業は自然とふれあう機会としても貴重な体験になっていると思います。採れた玉ねぎはさってく豆腐といっしょに販売しました。
また、玉ねぎの収穫後にはさつまいもの苗が植えられたので、草抜きや水やりに出かけたいと思っています。
収穫の秋には、みんなでおいしい焼き芋が食べられればなあと。食べるだけでなく豆腐と一緒に販売も頑張りま~す。(のっくおん一同)

=ヘルプ協会の事業所紹介 そのⅠ=

就労継続支援B型事業所 のっくおん

のっくおんは、地域に暮らす障がいのある仲間の自立生活や社会参加の促進を目的に、ゆっくりと技術・技能を身につけ、ゆったりと自然に社会参加していけるよう、また離職された方が何度でも就労に向けて再挑戦できるよう一人ひとりに適した働き方を支援させていただきます。
社会福祉法人ヘルプ協会の理念、「協同と信頼を基盤に人間の尊厳と人権を「守る」を基本に、地域の皆さまのご理解とご協力を頂きながら運営を行っています

緑化班
のっくおんの緑化作業は、伊丹市公園課の委託業務が中心です。
公園の木の剪定や草刈り、除草を行います。
男性のチームが担当します。概ね5月から10月まで毎日の仕事です。
夏はほんとうに暑くて大変な仕事ですがみんなで頑張っています。

農業班
農業は昨年度から伊丹市東野目の東野ぐろ~りあサービス付き高齢者向け住宅の前で始めました。さつまいもやジャガイモ、玉ねぎなどをつくっています。
収穫した作物は、まめこうぼうの豆腐と一緒に販売したりイベントなどで格安に売っています。
暑い日でも時にさわやかな風が吹いて、自然の中の作業がとてもここちよく感じられます。

のっくおんの作業内容は、緑化作業と建物内清掃、豆腐の製造と販売、室内作業、農業などがあります。
レクレーションの活動では、毎年9月には一泊旅行も行います。昨年は長島温泉と名古屋港水族館に行って楽しみました。

清掃班
清掃班は、毎日ぐろ~りあと東野サービス付き高齢者向け住宅の清掃を担当しています。
清掃はすみずみまで丁寧に、床からトイレ、洗面台などをぐろ~りあは3人と指導員1名、サ高住は2人と指導員1名で行います。

室内作業班
室内作業では、チラシの袋入れ、金具ねじ入れなどを行います。
天気の良い日には数名しかいない日もあります。一方で雨などの日は人数が多くなります。
また、作業が業者さんの都合で多かったり、少なかったりすることもあります。
のっくおんでは、仕事の少ないときも極端に工賃が低くならないように保障します。

とうふ製造・販売班
のっくおんの豆腐は、とうふ工房まめばたけで製造しています。
のっくおんの豆腐は国産大豆を皮をむいたままパウダー状にして製造します。そのためにおからが出ないので、大豆の栄養分がそのまま豆腐に含まれる、環境にもやさしいLOHASな商品です。
販売は福祉施設や地域への出張販売とまめばたけ、のっくおん、ぐろ~りあの他に武庫元町のカフェアルクの中で販売をしています。

=とうふの価格=
とうふ300g入り「の」もめん、ともに1丁150円。
豆乳500ml入り、300円。豆33個入り、160円。

デイサービス ぐろ〜りあ

日中の楽しいレクリエーション機能訓練を紹介します。

今回は日中のレクリエーション運動を紹介致します。
ぐろ~りあデイサービスでは、来所後に看護師により検温や血圧測定を行お風呂に入られる方は入浴をされています。
ご利用者は、入浴の前後には親しい方とお話をされたり、塗り絵などのレクリエーションをされています。
午後からは、機能訓練を行っています。おもりやゴムチューブを使った体操を行います。下の写真は立ち上がり時や座る時に必要な足腰の筋力を鍛える体操をしているところです。
また、皆さん揃って楽しいゲームも行っています。右の写真は魚釣りゲームのコマです。竿先に神経を集中させて大漁です。

デイホーム タカさん家

満開のバラ公園へ散策に行きました

五月に入り、暑いと感じる日が多くなってきましたね。今月は、二十三日~二十五日に荒牧バラ公園へ出かけました。二日目、三日目は天気が悪くなると予報されていましたが、お昼になるにつれ外が明るくなり、毎日色とりどりのバラを楽しんで頂く事が出来ました。荒牧バラ公園は、ちょう満開の時期を迎えていて、公園につくなりバラの香りが漂ってきました。
様々なバラの花を見ては、「心が洗われる。」「気分がすっきりしました」と楽しんで頂くことが出来ました。公園の中をゆりと散策し、ここは大丈夫かな?と思われる場所もいつもよしっかりと歩かれる方もおられ、みなさん終始笑顔でした。
次は、秋バラかな、と秋に咲くバラの花に期待して、タ力さん家の帰路につきました。

=法人全体研修会「セレクト研修」=

支援者に求められるもの「自己覚知」

5月26日(金)、平成29年度第1回目の法人全体研修会「セレクト研修」を行いました。今回は支援者に求められる「自己覚知」についてグループワーク形式で学びました。

【自己覚知とは
「自己覚知」という言葉は、対人援助者なら一度は耳にしたことがあります。
自己覚知とは援助を受ける人に対して偏見や思い込み等を持って援助をしない様に、自分の考え方等をしっかり「理解しておく事」とされています。
自分自身の事はよくわかっているようで、実はそうでない部分もあります。そこで今回はジョハリの窓」と言うツールを使い、
自分自身を分析してみました。

【ショハリの窓とは
「ジョハリの窓」は、自分を4つの窓(カテゴリー)に分類し、他人との関係を通じて自分への気づきを促すツールです。
分類作業を進める中で「ここ、私はチェック入れているのに、他の人からは1つしかチェックが入らなかった」「自分ではできていないつもりだったのに、チェックを入れてくれる人がたくさんいて嬉しい」などの声が上がっていました。

【4つの窓】
各自、チェック項目の確認が終わった所で項目を4つの窓に分類して行きました。
①解放された窓(自分も他人も知っている自分)
②盲点の窓人(知っているが自分は知らない)
③秘密の窓(自分は知っているが他人は知らない)
④未知の窓(自分も他人も知らない)
分類の中では、盲点の窓と未知の窓に沢山の記述が見られました。つまり、自分の知らない自分が沢山あるという事です。
「自己評価と他者評価の違いに驚いた」「他の方の自分に対するイメージがわかり参考になった」などの感想がありました。
自分自身を客観的に見つめ、自分の特性を認識する事で他人とのコミュニケーションを円滑にし、より良い支援につなげていきたいと思います。

在宅生活を続けるために =シリーズ1=

このシリーズは、地域で暮らしておられるご高齢の方々がこれからも在宅で安心して暮らし続けていくためのヒントのようなことをヘルプ協会のそれぞれの事業所が持ち味を生かしてお伝えしていきます。
第1回目の担当は、ご高齢の方が介護が必要になってきた時や認知症などでお困りになっておられるときの最初の相談窓口”緑丘・瑞穂地域包括支援センター”です。

「昔むかしあるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に」という昔話がありました。今の高齢者はどこでどのような生活を過ごされているでしょうか?ご夫婦二人で子どもたちと一緒に。ご兄弟姉妹と協同生活を送られていたり、お一人住まいなど形は様々です。また、ご自宅・介護施民間の有料施設等、生活の場も様々です。ご本人に合った環境で生活されるのが一番喜ばしいことと思いますが、今回は住み慣れた地域で生活を続けていくためのお話をいたします。

①習慣化されていたことができなくなった、やらなくなった
②整理整頓の得意だった方が同じ物を買いだめしたり、腐った物を処分されていない
③鍋を焦がすことが見られるようになった
④ゴミ出しができていない様子
⑤不自然な服装で外出されている
等々に気づかれた場合、認知症の進行が予想されます。早期の対応で改善が期待でき、また事故防止にも繋がりますので最寄りの地域包括支援センターにお知らせください。また、
⑥自宅での入浴に不安を感じるようになった
⑦調理は好きだが、野菜の下ごしらえができなくなった(固い物のカットができない等)
⑧体を動かさないといけないと思うが、ついつい横になってしまう
等、ご本人が気づかれている不都合についても最寄りの地域包括支援センターにご相談下さい。
地域包括支援センターは、地域資源や公的制度に基づいた適切なサービスの提案を行い、在宅生活の継続の支援を致します。また年末調整や確定申告にかかる証明書のご説明や徘徊時に備えるサービスのご紹介も行っています。
しかし、住み慣れた地域での生活を続けるには高齢者本人もそのご家族も地域から孤立せず、日頃か安否確認ができるような「風通しのいい家」にしておくことが大切です。
地域での社会的関係を保つことが「誰かのためになっている」「一人じゃないんだ」「仲間がいる」という張り合いや安心感にも繋がります。特に、離れ暮らすご家族は親が住む地域住人との繋がりも大切にしましょう。さらに民生委員さんとの連携も心強いものになるでしょう。
また子どもの目から見た親の現況をかかりつけ医に伝えておくことも大切です。
親の介護ストレスが家族による虐待という悲しい行為に及ぶこともあります。家族は介護を抱えこまず、現行の制度を活用して、家族にしかできない「情緒的介護」を続けられるゆとを失わずに在宅生活の継続を支援していけるといいですね。

デイサービス ぶる~む

7月1日、座ったまま八浴できる八浴用リフトの導入が決定しました。

お待たせしました!遅れ座ったまま入れる入浴用の機器を導入します。入浴は身体を清潔にして身体を温め、血行も良くします。お風呂に入った後はあ、気持ちよかった。「さっぱりした」という一言がでる人も多いのではないでしょう心身ともにリラックスして緊張を解きほぐし、それにより疲労回復や食欲の増進などをもたらします。お風呂に入ることは、高齢者にとっても大切な生活行為ですが、身体機能が低下してくると身体への負担や入浴動作の危険性が現れます。
今回導入の機器は誰でも、心地よい入浴を楽しんでいただけ安全で安心して入れる入浴用リフトです。
スタッフ一同、いっそう安心・安全で快適な入浴につとめます。
導入されましたら”見学会”を予定致します。後日ご案内をさせていただきます。

バラを見に荒牧バラ園と鈴原小学校に行ってきました!甘い香りのなか満開のバラを堪能してきました。鈴原小学校の皆様にはお世話になりました。ありがとうございました。

=協同の部屋六月=
「百聞は一見にしかず」「百見は一行にしかず」のがある◆「百聞は一見にしかず」は、人から何度もきくより、一度自分の目で見るほうが確かであると言う意味である◆「百見は一行にしかず」は、それをさらに一歩進め、見るだけ、聞くだけよりも、実際に自分でやってみると良くわかると言うことだ◆現場の大切さ、行動する大切さを説いた言葉である。ものごとは聞いただけ、読んだだけ、見ただけでは役に立たない。やってみなくてはいけない、行動することを通して自分が成長するのだ◆人は、かけ声だけで元気になるのは難しい。カラ元気ではなく、本当に元気になるためには「元気が出る仕組みづくり」が欠かせない◆「元気を出せ」「危機感を持て」といくらかけ声をかけても、組織の「見える化」ができておらず、元気の出る仕組みが整っていなければ、ただの精神論に終るのである◆組織に風土として改善が根づいていくのは、働く人の智恵を活かす仕組みがあることが大事である。働く人たちを大切にする仕組みをつくることだ◆精神論より、まず身近なところから手をつけていくことだ。それが働く人の気づきを生み、最初は小さなことで広がりを見せていく。変わり始めたら最後までやり抜くことで、変化は「風土」として定着するのである。

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