2016年発刊 No.16 みんなのたより

2016年11月10日発行 社会福祉法人ヘルプ協会
伊丹市北園1丁目19-1
電話:072-777-0765
メール:gloria@helkyo.or.jp
ホームページ:http://heikyo.com/
FAX:072-777-0704
発行責任者:細岡雄二

二〇〇〇人が集った地域のお祭り
みどりわくわくカーニバル

一〇月二三日、緑丘小学校区の一大イベント『みどり わくわくカーニバル』が緑丘小学校で開催されました。当日は雨が心配でしたが、曇り時々晴れの過ごしやすいお天気となり、参加者数二千人の大盛況行事となりました。
ヘルプ協会からは、お菓子つかみ、千本つり、宝つり、たこ焼きの四店舗を出店しました。四店舗共に一〇時のオープニングから大勢のお客さんが来て下さいました。お菓子つかみは、開始から一時間ほどでお菓子が無くなってしまい、大急ぎで買い出しに走って追加し、それも二時には完売。
千本釣りは、一〇〇個以上用意したおもちゃや文具等の商品が、お昼頃には完売。
釣りは四〇〇個のお菓子を準備していたのにも関わらず足りなくなってしまい、買い出しに走って二〇〇個追加。それでも二時頃にはすべて完売しました。

たこ焼きはお客さんの大行列。スタッフはたこ焼き用の鉄板を取り囲みたこ焼きピックを握り、必死に焼き続けましたが、なかなか間に合わず、一人の小学生からは「四〇分も待ったわ〜」と言われるほどの盛況でした。ヘルプ協会の模擬店にお越しいただいた皆さん!ありがとうございました。
職員が模擬店でお客さん対応にバタバタしている間、グラウンドでは大好評のチャンバラ合戦が行われ、「えーこんなに子どもがいるの!」と思うくらいの大勢が楽しんでいました。
仮装わくわく踊りでは、子どもも大人もいっしょに踊り、参加者数は例年以上の様でした。子どもたちはこの夏、小学校花火大会の後に盆踊りの練習をして地域で活躍したそうです。わくわくカーニバルでも練習の成果が出たのではないでしょうか。
カーニバルの目玉イベント『大抽選会』では二〇〇〇人の参加者の中でヘルプ協会が三本も、くじに当たりました。これは縁起がいい!今年の下半期は、もっともっと良いことがありますように。


たこ焼きは、ほとんどプロの顔?
店を閉めたのは買い足した食材のすべてがなくなった午後二時職員は長い列をつくってお待ちいただいている皆さんにお応えするため一〇人以上がかかりきりになって頑張りました。

みどりわくわくカーニバルのクライマックスは“仮装わくわく踊り”。
太鼓と音楽のリズムに乗ってみんながひとつの輪になりました。


地域の自治会の活動紹介

下河原地区自治会
会長 中村和年さん

下河原は、江戸時代の参勤交代が西国街道を通るときに、源寺の銀杏を一里塚代わりにしたといわれている地域です。その西国街道は国道一七一号線になりました。万博に国道拡幅工事が行われ、民家は立ち退きとなり、地域は大きく様変わりしました。
盆踊りや秋祭りの「太鼓」「獅子舞」がなくなり、校区も神津から緑丘になり、小学生はバス通学になりました。高齢化が進み、地域の催しも減ってきていました。
そんな時、八年ほど前から、近くの猪名川の河川敷に「ひめほたる」の発生が確認され、これを機にホタル鑑賞会を毎年五月中旬に開くことにしました。
自治会は全三一五世帯五五二人のうち、二一五世帯が加入しています。そのうちの一六五世帯に回覧板を回しています。中村会長さんはさらに「今年も秋祭りを一〇月一六日に開催しました。子どもの数がピーク時の一〇分の一に減少し、寂しい祭りになっていますが、老人クラブを中心にグラウンドゴルフやカラオケなどを楽しんでいます。これからも、下河原をよろしくお願いいたします」と、話されていました。

デイサービス ぐろ〜りあ

珈琲レク お買物レク

ぐろ~りあデイサービスでは一年間を通して、喫茶店へコーヒーなどを飲みに行く、あるいはイオンモール昆陽店へ買物に行くなどの「外出レクリエーション」を実施しています。このレクリエーションはたくさんのご利用者様が参加されており、これからも楽しみというお声を頂いています。
今回利用させていただいた喫茶店は川西にある乃香(かのか)というお店です。
お店の中から小さなお庭が見える和風で落ち着いた雰囲気のお店です。
ケーキセットの種類も充実しており、参加される皆さんはいつもお腹も笑顔もいっぱいで帰られま
買物ではイオンモール昆陽店にも行きます。
買い物に行かれた方は、実に色々なものを購入されています。
一〇〇円均一ショップや靴屋さん、園芸売り場などなど。
中にはウィンドショッピングだけの方もあります。それも女性には楽しみのようで、目をキラキラさせて見学されています。
時間があれば、軽く飲み物を飲んで休憩されたりしておられます。

デイホーム タカさん家

秋の爽やかな空気が気持ちいいですね。朝晩は冷え込みますので暖かくしてお過ごしください。

秋の芋掘り
一〇月の半ば、タカさん家の前の畑で芋掘りをしました。
雨が降った後の畑の土はやわらかいかと予想していたのですが、思ったよりも硬く、利用者さんは必死になっ芋を掘り返していました。ツルに連なって大きなさつまいもがたくさん収穫でき、大満足のご様子でした。

ぶる〜む

デイサービスの秋

調理
秋が深まってきて木々が紅葉してきました。ご利用者のリクエストで、「豚汁」「おでん」を作りました。材料の買い出しから始まり、調理では皆さん腕前を発揮され、「次は何を切る?」「こっちの切り方が味が浸み美味しい」「うちの家では○○をいれていた」など会話もはずみ、さあ食事の時間。
鍋を囲み「美味しい!美味しい!」と箸がとまらず、笑顔も多く心も体も温まる団欒のひとときでした。

園芸
「外のプランターさみしいね」とのご利用者の声から、近くの園芸店へ散歩を兼ねて出かけ、花の苗を買いました。「この花の名前なんやった?」「昔よく育てたな〜。今はあかんけどね・・」。話が弾み、昔を懐かしんだり、歌を口ずさむ方もおられて楽しいひとときでした。寒さにも負けず元気に花開くことをみんなで願いました。水やりを頑張ります!!!

交流会
お知らせ
毎年恒例の“ぶる~む地域交流会”を11月26日(土)に開催いたします。
日頃の感謝を込めて楽しんでいただけるように開催いたしますので、ご参加をお待ちしております!!

=ぐろ~りあ東野サービス付き高齢者向け住宅=

「入居者・家族懇談会」を開催

ぐろ~りあ東野サービス付き高齢者向け住宅(以下、「サ高住」と言います)は一〇月二日、入居者・家族懇談会を開催しました。
入居者様、家族様三五名とサ高住、東野訪問介護居宅介護支援事業所の職員が参加して和やかな雰囲気の中で懇談が行われました。
懇談会は法人施設長の細岡の挨拶で始まり、所長の日当瀬からは現在の入居者様のご様子などを報告させていただきました。
居宅介護支援事業所は、ケアマネージャーが交代して新たに着任した角之倉からサ高住での生活が過ごしやすいようにお一人おひとりのご意見をお聞きしながらケアプラン作成を進めている取組み、今年の四月からスタートした訪問介護事業所の藤田所長からは入居者様が望めば最後まで住んで頂けるように各事業所と連携を取りながら頑張っていることの報告がされました。
各事業所の報告の後は、テーブルに分かれて意見交換と質疑応答が行われました。ご家族からは日ごろれて暮らしているのでどのように生活しているのか心配しているなど、優しい眼差しが印象的でした。和やかな雰囲気の中にも厳しい意見も頂きました。防犯の対策はどの様にしているか。職員は分かりやす名札を付けてほしい。もっと日々の様子を知りたい。多く出されたご意見は食事についてでした。サ高住では頂いたご意見をすぐに検討を始めました。
防犯については、後日に警備会社と相談を行い、入居者様の安全をどのように守れるか、今よりも安全な防犯システムの導入を検討することにしました。
名札については、直ぐに対応を行いました。食事については、食事の委託業者との話し合いを設け、温かい物は温かく提供出来るようにするなど、具体的な改善を図っています。
もっと日ごろの様子も知りたいとのお話には、「みんなの便り」を活用して、サ高住の取り組みなどを今以上にお知らせすることにしました。
サ高住では、イベントを増やすことにも頑張っています。四月からは新たに音楽療法、ドッグセラピー、フォークギターの演奏会が始まり、これまでもお世話になっています踊り、民謡、フラダンスなど入居者様に楽しんで頂けるイベントが増えてきました。
職員には、今後も楽しい暮らしづくりに努力するとともに入居者様が安心して最後まで住み続けられるサ高を目指して頑張って行こうと、あらためて確認し合えた懇談会になりました。

手づくり柿ジャム

食欲の秋には欠かせない。皆様今年もたくさん食べられましたか?
今回は秋を感じる季節限定の味わい「柿のジャム」をご紹介いたします。
家に残った柿で簡単に作れますので、ぜひお試しください♪
*材料*(約100g)
柿・・・1個
グラニュー糖(砂糖)・・・20g
はちみつ・・・大さじ1
レモン汁(お好みで)・・・小さじ1

*作り方*
①柿は皮をむき、種を取り薄く切る。
②切った柿にグラニュー糖をまぶして2時間おく。
③鍋に②の柿、はちみつ、お好みでレモン汁を加え、中火で火にかける。
④フツフツしてきたら弱火にし、アクを取り除き、ジャム状になるまで10分ほど煮る。
⑤保存容器にうつし、冷まして出来上がり♪

★柿が固い場合は、②のグラニュー糖をまぶす時間を長めにとってください。
1週間ほど日持ちしますが、食パン・クラッカーやヨーグルトにかけてお早目にお召し上がりください。

協同の部屋 十一月
日本の協同組合の源流をたどっていくと、江戸時代の米沢藩上杉鷹山(ようざん)にたどり着く。上杉鷹山は「民の父母」として「三助」の方針を掲げた。「三助」とは、自ら助ける「自助」地域社会が互いに助け合う「互助」、藩政府が手を伸ばす「扶助」である◆天明の大飢饉で三十万人の餓死が出たが、この「三助」のおかげで藩内から一人も餓死者を出さなかった。それどころか他藩領民の保護をしている。上杉鷹山は、まず藩徹底して倹約する。そのうえで地域、個人に協力を求め情報公開をする。たとえ悪い情報であってもためらわない。会議では身分を忘れ、活発な議論を重ね耳の痛いことを言われても上役はしこりを残すなと指示している◆また、当時は、生活苦のため働けなくなった老人を、「口減らし」のため野山に捨ていあた。この忌まわしき悪習の絶滅の方策を講じた。それは八十歳以上のものは、亡くなるまで食べていける。今でいう年金を与え七十歳以上のものは村で責任をもっていたわり世話することを決めている。今で言う福祉政策を進めた。さらに、官選の医師をおき、領民が病気になっても安心できる医療制度をつくり多くの人が助けられた◆当時、堕胎間引きは日常化していた。その要因は、子どもを生んでも育てられない生活の貧しさにあった。このことについて、やりくりし六千両の育児資金をつくり出し、子どもを育てられない窮民にこれを与えている。こうして、米沢藩において堕胎の根絶に成功した。老人を大切にいたわる孝子を褒賞することを実感した人材育成に学校が必要と考えたが、それだけの資金はない。そこで、学校建設の趣旨を公表して、広く領内から募金を訴えて自助・互助・扶助の学校建設をしている。現代日本にとっても、上杉鷹山を学ぶべき所が多い。上杉鷹山が掲げた「三助」が協同組合の源流ではないか。

コメント

コメントする