2017年発刊 No.18 みんなのたより

2017年1月10日発行 社会福祉法人ヘルプ協会
伊丹市北園1丁目19-1
電話:072-777-0765
メール:gloria@helkyo.or.jp
ホームページ:http://heikyo.com/
FAX:072-777-0704
発行責任者:細岡雄二

新春のお慶びを申し上げます

昨年は何かとお世話になりまして、ありがとうございました。本年もよろしくお願い申し上げます。
昨年はヘルプ協会にとりましては特別養護老人ホームを開設させていただくことができて記念すべき年となりました。この場をお借りして皆様方にお礼を申し上げます。
今年は酉年、私は、古希、とくれば「コキコッコウ!」と啼けるかどうか!?ちょうど1年前に、ヘルプ協会に復帰したのはいいのですが、まるで、「今浦島の状態」です。
六〇歳で退職してから体内時計を取り戻すために、日々努力ある日は武庫川の河川敷を走り、晴れた日は芦屋川からロックガーデン風吹き岩保倉神社を経て岡本駅まで歩き、眠いときは昼寝をすると還暦のときに決め、六〇歳を過ぎたら、”やりたいことをやる”を実践してきました。
三木市の竹林で兵庫県の森林ボランティアをし、次は大阪のシニア自然大学で自然についての学習と体験などいろいろ楽しんできましたが、縁あって、前理事長から声をかけられ理事長職をお受けすることにしました。
さて、もう少し、酉年について調べてみると、今年の雪はとりでも丁酉(ひのととり)として革命の年だそうです。なるほど、六〇年前の丁酉の年におきたことを拾ってみると、長嶋茂雄巨人入団・力道山、ルーテーズ日本初の世界選手権・ソ連人工衛星打ち上げ(犬を乗せて)・東海村(茨木県)原子力研究所で日本初核分裂「臨海」に到達。
どこが革命なのかよくわかりませんが、まだまだ伸び盛りを意味する丁(ひのと)と完熟を表す酉(とり)の組み合わせが相克するということでなにか特別なことが起こると捉えられているようです。
日本で注目されていることは、去年から始まった「武力行使の出来る自衛隊の紛争地への派遣」、TPPの締結で脅かされていることがあります。このところ続いている地震が南海トラフ大地震の前触れなのかも心配です。社会福祉法人としての私たちにとりましては社会福祉法の改正があります。法人の役員についても構成内容などがかなりの変更になります。
新たに始まる総合事業ということでは誰かがよく使う「持続可能なための方策」が私たちにとっても必要になりそうです。介護保険もスタートしたころのような余裕はなくなり、市場競争の真っ只中、福祉・社会保障とはずいぶんかけ離れた方向の感があります。新しい年を迎えて、改めて法人の理念である「協同と信頼を整に人間の尊厳と人権を守る」を問うていきたいと思います。

社会福祉法人 ヘルプ協会
理事長 中村一夫

ぐろ~りあ東野 サービス付き高齢者向け住宅の
お正月とクリスマスに
8人の入居者様から新年の暮らしと抱負をお聞きしました

安東 美政様
二八年前に妻を亡くし、高知県で一人暮らしをしていましたが、体調を崩し、伊丹に住んでいる娘の所に来ました。
ここに引っ越して、始めは帰りたい気持ちが強く不安もありました。それも今では気楽に過ごせています。人づきあいも楽しく、毎週日曜のコーヒーイベント後のカラオケも楽しみです。残念ことは、サ高住とタカさん家の食事が同じ内容です。以前は別の方が作っていて食事が楽しみでタカさん家に行っていました。
【二〇一七年の抱負】
皆さんと仲良く、楽しく、穏やかに生活が出来たら良いと願います。

木村 重夫様
定年後、趣味もなくお酒の量が増えて、たばこも一日五〇本くらい吸っていたので体調を壊しました。兄妹から東野サ高住を勧められて生活を始め、約二年が立ちます。
ここで生活をするようになって三食きっちりと食べるようになりました。お酒もたばこも減らして規則正しい生活が出来るようになって、落ち着い生活が出来ています。
【二〇一七年の抱負】
散歩に出掛けたり、気ままに過ごせる時間を作る。

古結 典子様
ここに来る前は、有料老人ホームに入っていました。そこではリハビリも思うように出来ませんでしたが、今はデイサービスにも行ってしっかりとリハビリが出来ています。
住宅の中では自由に動け、イベントも沢山あって楽しく過ごせています。人間関係も良く、他の方々とのお話も楽しくて、職員の方の声掛けもやさしくて安心して生活しています。
【二〇一七年の抱負】
リハビリを頑張って、杖がなくても生活出来るようになりたい。

小角 幸子様
入居して五年目になりました。初めの頃は入居者が少なく二階の住人が三階に上がり、一緒に食事をしていた時もありました。
以前に民家でデイサービスをやっておられた頃のタカさん家を利用していた時に、ここが建つと聞いて、タカさん家のメンバー三人で入居しました。皆さんとは今も良いお付き合いが出来ています。部屋も南側で温かく静かに暮らしています。困っている事を言えば、とても塞がり屋なので、室内と室外の温度差があるととても寒く感じます。廊下や談話室の温度調整がもう少し出来たらいいなあと思います。
【二〇一七年の抱負】
元気になって、三月頃には散歩に行きたい。

松本 憲子様
東野サ高住に来る前は、他の施設に入所していましたがここに転居しました。
ここは、娘夫婦の家からも近く、良い所です。部屋からは山も見えるし、静かで部屋から出ればお話する人もいて寂しくないです。職員の方も親切にしてくれるので、最後までここで住めたらよいと考えています。
【二〇一七年の抱負】
戦争を知っている世代なので、平和を願う。

塩田 フジ子様
高槻市から東野サ高住に引っ越しました。
子ども達が、一人暮らしは無理ではないかと相談し、長男の家の近くで「ええとこがあった」と勧めてくれ、一年前からお世話になっています。
ここで暮らしてみて、食事は家なら一人で寂しく食べるのに、ここなら皆と食べられるし、色々な行事もあって犬に癒され(ドッグセラピー)、音楽療法で手を動かす事が良い刺激になっています。職員の人も良い人ばかりで喜んでいます。
タカさん家も楽しくて、男女問わず友達ができて本当に毎日楽しく過ごしています。
【二〇一七年の抱負】
今までと同じように楽しく暮らしたい。

山本 徳太郎様
病院から伊丹の自宅に帰らず、引っ越しました。第二のふるさとと思っています。最後まで住み続けたいと思います。
住み心地も良くて至れり尽くせりでとても楽しく過ごしています。
嫁が亡くなり、一人暮らしが一〇年以上になって、コロッと死ねたらとばか考えていましたが、今は元気に長く生きたいと思っていいます。
【二〇一七年の抱負】
長生きしたいので楽しみのタバコを一日五本以内にする。

山崎 安男様
妹が見学に来たときは、建物の掃除おんの人達がしているところだったそうです。清潔感があって良い所だと勧められました。
元の職場の同僚が遊びにきてくれて、感じが良いところだと言ってくれますよ。以前に脳梗塞を二回発症しました。ここは常に人が居てくれるので安心して生活が出来るのが何よりの事でとても生活のしやすい所です。
【二〇一七年の抱負】
リハビリを頑張り、歩行器を使ってでも外を歩けるようになりたい。

特別養護老人ホーム ぐろ〜りあ

初めてのお正月

特別養護老人ホームぐろ~りあは、初めてのお正月を穏やかに迎えました。
天候に恵まれていたこともあり、一年の計は元旦にありとばかりに初日の出を拝まれる方もおられました。
元旦のお昼にはおせち料理が振舞われました。紅白かまぼこや伊達巻、数の子などをはじめ全十一品目です。お正月ならではの縁起の良いおせち料理は皆様にとてもよろこばれました。
三が日の間、書き初めとカルタ大会を開催しました。どちらもお正月にふさわしく、若い頃から馴染んでおられる方も大勢おられました。
書き初めでは、この一年の意気込みや願い事を書かれる方、好きな言葉を書かれる方など様々でした。書かれている最中は厳かな雰囲気が漂うこともしばしばで、筆の方も多くおられました。カルタ大会では、書き初めとは打って変わって賑やかな雰囲気になりました。真剣勝負で始まったのに、あっという間に笑いの絶えないカルタ大会になり、参加された皆様にお楽しみ頂くことができました。

北園地区 もちつき大会

ぐろ~りあも参加させていただきました

穏やかな晴天にめぐまれた、一二月一八日(日)、北園地区恒例の餅つき大会が開催されました。
ぐろ〜りあからもデイサービス職員を中心に一〇名が参加して搗かせていただきました。子どもたちもいっしょになって楽しいひとときを過ごしました。

デイサービス ぐろ〜りあ

クリスマス音楽会

ぐろ~りデイサービスでは、十二月二十二日~二十八日まで毎年恒例のクリスマス音楽会を開催しました。
北保育所の園児さん達も参加して下さり、お唄を披露してくださいました。
サンタクロースとじゃんけんをし、勝った園児さんにはご利用者手作りの作品がプレゼントされました。園児さんと触れ合った利用者の方々は「かわいいねぇ〜」と目を細めていらっしゃいました。また音楽療法の先生にも参加して頂き、ククリスマスにちなんだ曲を体操を交えながら数曲ご利用者と歌って踊ってとても賑やかな音楽会になりました。
二十四日の昼食はクリスマスバイキングを行い、皆様大変喜ばれていました。

ぶる〜む

一一月二六日(土)に第八回ぶる~む地域交流会を開催しました。その様子を紹介いたします。
交流会は、たこ焼きやカレーライス、豚汁とバザーの品を用意して午前一〇時に始まりです。地域の皆様や利用者の方たちは「たこ焼きを、待ってたんよ!」「健康相談で、血圧高いから測ってもらお!」「あら~、安いね」「これお買い得!」「これあなたに似合うわ」と寒さを吹き飛ばす活気あふれるひと時になりました。たこ焼きは人気NO1で、すぐに完売しました。バザー用品をご提供いただいた方々をはじめ、ご協力いただいた皆様ありがとうございました。また来年は趣向を工夫して地域の方々や利用者の皆さんに喜んでいただけるようにします。ありがとうございました。

デイホーム タカさん家

昨年はお世話になりありがとうございました。今年も宜しくお願いいたします。

クリスマス週間
昨年十二月の後半、タカさん家ではクリスマス週間としてビンゴゲームやクッキー作り、ギター鑑賞や音楽療法でのハンドベル演奏など、たくさんのイベントを楽しんでいただきました。

簡単鯛めし・伊達巻で新年のお祝い♪

ひとり暮らしの方のための簡単料理です。今回はお正月にふさわしい「鯛めし」と「伊達巻」をご紹介いたします。
新年を迎えたお祝いにぜひ作ってみてください。

鯛めし

*材料*
米・・・2合
鯛・・・1切
ほんだし・・・小さじ1
薄口しょうゆ・・・大さじ2
みりん・・・大さじ2
酒・・・大さじ1

*作り方*
①米を研ぎ、水に30分浸水させる。
②浸水させた米を一度ザルにあげ、炊飯器に米、水、調味料を入れ、鯛をのせたら炊飯スタート!
③炊き上がったら、鯛をほぐして骨を取り除き、ごはんと混ぜて、お好みでねぎや生姜をのせて完成。


伊達卷

*材料*
卵・・・2個
はんぺん・・・1/2枚(50g)
砂糖・・・大さじ1
みりん・・・大さじ1
薄口しょうゆ・・・小さじ1/2

*作り方*

①ハンペンをフォークでつぶす。
②卵を溶き、つぶしたはんぺん・調味料を加えて混ぜる。
(※ミキサーがあれば、食材を全部ミキサーで合わせてもOK!)
③フライパン又は卵焼き器にサラダ油を敷き、卵液を流し入れる。
④弱火であたため、表面がフツフツしてきたら、ひっくり返して裏側を焼く。
⑤竹串で刺して、液がつかなければ、まな板の上に取り出し、ラップで手前から巻いていく。★火傷注意!!!
⑥巻き終わった両端を輪ゴムでとめて粗熱がとれるまで冷まして出来上がり♪

=協同の部屋=
新しい年が幕を開けました。一年の計は元旦にありとの諺があります。今年は、「融和」により現状を切り開く年にしたいものです。◆日本では、自分の思いや計画を心に秘めて大晦日に寺院に参り「除夜の鐘」を聞きながら神社へ年の初詣に参拝します。仏さまと神さまに願いごとをする風習が日本では、何百年と続いています◆日本人の宗教心は、神道と仏教にいて争いをすることなく「習合」することで深く根を下ろしています。外国人から見ると日本人の宗教心について理解できないことでしょう◆私たち自身は意識せず行動していることになりますが、この融和は先人の叡智が積み重なってきて今日に至ったものと言えます◆外国では、宗教の対立で内戦や戦争が勃発しているにもかかわらず。日本では、近代においては宗教対立による内乱、戦争がありません◆また、平和憲法の存在は戦争がない日本国の形成に欠かせません。このことを次世代に伝え続けていき平和な日本のすがたを大事にしていかなければなりません。


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